名古屋シンフォニア管弦楽団第61回定期演奏会終了!

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ニルセン  ヘリオス
グリーグ  ペール・ギュント
シベリウス 交響曲第5番

アンコール アンダンテ・フェスティーヴォ

1200名ほどのお客様ご来場くださいました。本当にありがとうございます!
芸術劇場コンサートホールは本当に美しく響くホールです。

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10時からリハーサル、予定を少しオーバーして12時過ぎに終了・・・
今回語りを入れていますが、このホールは残響が多いことから音楽の響きと言葉の語りのバランスを取るのに工夫が必要・・・。
バリトン歌手である末吉さんにお願いしたので、少々ご無理をお願いした部分もありました。
つまり、声楽的な響きは抑えてマイクに向かっていただいていました。
そのようなことの調整も必要、末吉さんもとても丁寧に慎重にリハーサルにあたってくださいました。
本当に感謝です。

さて13時45分開演。今回前半が長いコンサート。
ヘリオスの冒頭G音の静かな導入・・・・コントラバスとチェロのバランスが大切。
客席も世界の始まりを待つような・・・そんな空気になってきてホルンが入ります。
ヘリオスはとにかくホルン!という作品です。この神秘的な美しさを持つ作品は我々になかなか微笑んではくれず、厳しい試練をリハーサルの間課していましたが、コンサート本番でホルンは見事に日の出を導き、日の入りを描きました。素晴らしい!!
ニルセン独特の音階、旋律、リズム、和声配置もリハーサルの中で徐々に板についてきて、
特徴的な色がでてきました。

グリーグの台本、今回自分がこれまで使っていた自作のものを大改訂しました。
序奏の曲、そして最後のソルヴェイグの子守唄は全曲版からの楽譜をレンタルしています。
その2曲を入れられることになったので、全体の構成を直して大幅に手を入れました。
ペールギュントは第1組曲、第2組曲と、それぞれよく演奏されますが 物語の中のどの位置づけということがわかると、またそれぞれの曲の色合いが変わってきます。
名古屋シンフォニアの皆さんも、語りのトーンに反応して、ぐんぐん物語を語る音に変化したのが
とても素晴らしかった。各ソロ楽器も歌心がどんどんあふれてきて、本番でグンと伸びましたね。

確かにペールは褒められた人生ではなかったと思うのですが、極悪非道の人でもない。
ソルヴェイグはかわいそうな人というだけではなく、彼女の中ではペールと出会った時から一つの確固たる人生の核ができていて、それがあったので待つことができた・・・・一般的な自己実現を追及する人生とは全く価値の違うものですが、それでも彼女は幸せであった・・・・・・
じっくり語りをきいていると、(作った当人ながら)末吉さんのお声に毎回泣かされるのですよ・・
本当に人の声の力というのは、すごいな・・・と、今回あらためて思いました。

さて前半にボリュームがあったので、後半への導入は気持ちを引き締めて・・・リセット!
いざ、シベリウスです。
このホールにはとても相性が良いであろうと予想していました。シベリウスがスコアに書いていた響きの世界の奥行をどこまで設定できるか・・・また細密画のような音符はどこまで客席にお届けできるか、そのあたりも考えながらの本番への道のりでした。
決して簡単な譜面ではないので(特に弦楽器)、リハーサルの道のりも時に厳しく・・・
しかし次第に独特のシベリウスの世界に共感してくださるメンバーも増えてきて、皆さんとの音作りが楽しくなっていった日々でした。

この作品もホルン・・・シベリウスはホルンが大好きですね。
トランペットの低い音域から中音域までの旋律も特徴的。素朴な直進するラインには、Suomiを感じます。
シンフォニアのトランペットセクションの皆さんからは、そのSuomiの香りを私は感じていました。
そして秘かに入って秘かにいなくなる・・・という音が多いトロンボーンも、最後の最後の豊かなEsDurの確信に満ちたラインは、見事でしたね。
1楽章後半から2楽章に大活躍の木管群のソリスティックな色合いも、なかなか美しかった。1楽章冒頭の呼び交わしも、ホルンの響きの上でナチュラルに流れていましたね。
弦楽器は冒頭しばし休みの交響曲ですが、始まっていきなり霧の中に入ります。その細かな楽譜に悩まされる弦楽セクション、これはシベリウスの交響曲の宿命です。でもその背景にある風景が見えてくると本当に音で一緒に絵を描いているような状態になります。

今回のティンパニストはシベリウス大好き!という女性でした。いろいろと考えながら演奏していました。
シベリウスの特徴的なティンパニの使い方を楽しんでいらっしゃいましたね。

暖かなお客様の拍手、ブラヴォーの声、これまでの道のりが報われた瞬間でありました。
本当にありがとうございました。

終演は完全退館の30分前!猛ダッシュで片付け。

中日新聞東京本社でお世話になった方や、名古屋在住の友人知人・・・ご来場くださいました。
本当にありがとうございました!
 

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久しぶりの共演、嬉しかったなあ。もう20年以上前の横浜シティオペラ「フィガロの結婚」でお会いしたのが初めの出会いでした。大野和士さんの副指揮者を務めていたころです。あのオペラの日々からたくさんの宝物を受け取っている自分です。ありがとうございました、末吉さん!

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前半のコンサートミストレスの西尾さん。ペールギュントのソロ、お見事でしたね。踊りのシーンが浮かびました。初トップだったそうです。本当にお疲れ様!ありがとう!
 

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後半のコンサートマスターの西村君と前半の西尾さんは、実は大学の先輩後輩の間柄だそうです!
ファーストヴァイオリンの皆様!若いトップを支えるお兄様お姉さまたち(^_-)-☆
 

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セカンドヴァイオリンの皆様。しっとりと落ち着きのあるセクション。シベリウスを陰で支えてくださっていました。
団長もヴァイオリンです!
 

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弦楽器トップの皆様を囲んで。初トップのメンバーがそろった今回、いわゆる新チーム!でしたね。

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チェロのトップ、才女芦田さん。弦セクションの団内のまとめ役!本当にありがとう!!

 

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チェロチームです。とっても大らかだなあと感じる人が多かった!

 

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ソロ満載の木管チーム。3曲ともタイプが大いに違って、皆さんの個性発揮でしたな。
トレーナーの大成先生には本当にお世話になりました。ありがとうございます!
 

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北欧音楽では必ず大活躍になるホルン!シビアな使命をたくさん背負った今回、お見事!!
そしてトロンボーンの方も。こちらは静かなる活躍。シベリウスの最後は本当に美しかった。
ありがとうございます!!
 

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私がこのマークを見逃すはずはない!某フルート奏者着用のTシャツ。

名古屋の夜もふけ・・・・
今年の「北欧音楽公演 in 名古屋」第一弾終了!
ありがとうございました!!またいつの日かお目にかかりましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

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