久しぶりに紀尾井シンフォニエッタを拝聴。魅力的なプログラムでした。
<イタリア>をテーマに。
レスピーギ リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲
ボッケリーニ チェロ協奏曲第5番
ソッリマ チェロと弦楽のための「イタリアへの旅」より
マリピエロ ヴィヴァルディアーナ
ストラヴィンスキー プルチネルラ組曲
指揮とチェロ独奏は マリオ・ブルネロ氏
1曲目から本当に見事な演奏でした。
非常にナチュラルな語り口、雄弁ながらナチュラル。
チェロソロも同様で、弾き振りのリードも 無理なく自然に。
ソッリマの作品は、作曲者は1962年生まれ。モダンでポップスのリズムも入り 全14曲。その中から4曲を抜粋。ペリマンニのような音楽も飛び出す。個人的に非常に好きなタイプの作品だった。
プルチネルラもシンフォニエッタのソリストの皆さんが素晴らしかった。
そして自由度の高い、流れの良い、素晴らしい構成と音楽の語り口。
感激でしたね。
アンコールは・・・・出ました。ニーノ・ロータ。映画音楽でした。
にくいね~~~、という感じのアンコール。全体の構成。
ブルネロ氏のタクトは、ある種の理想的な指揮をされていたと自分は感じました。
不要なことはしない、必要なことだけをする。
弦楽器奏者として、とても自然な弦楽アンサンブルへの運びを造られていた。
弦楽器の語り口の多様さを見事に描いていた・・・・
ううむ、自分の理想、目指す姿をまさに見せられた・・いや、聞かせていただいたというコンサート。
素晴らしく刺激と学びと、音の幸せをいただきました。
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