盛岡市民文化ホール マリオス。柔らかな良い響きのホールです。
朝10時からリハーサル。
まだ少し子供たちも目覚めていないのが感じられましたが、本番モードにひっぱりこんでゆきます。
あっという間にお客様をお迎えする時間になりますよ~。
おとなしくて、どちらかというとシャイな子供たちが多いです。
でもいろいろな音や音楽の話に、きらりと目が反応するのは見逃しません!
自分の出す音、友達が奏でる音にどんどん興味を持ってアンサンブルの楽しみを全身で味わってほしい。
2時開演。
いつもながら幼稚園から小学校高学年のグループは、本番に強いですね。
お花畑のような衣装で しっかりした足取りでステージに登場。
楽しそうに 暗譜した曲をしっかりと演奏してくれました!
中学生の管楽器・打楽器の皆さんもありがとう!
次のグループは、まずノルドグレンのペリマンニの肖像画から。
ペリマンニ音楽はこれまでも取り上げていましたが、今回はそれがクラシックの作曲家により楽曲として完成されたものになったもの。現代音楽の要素も少し入って、なかなか難しかったのですが とても楽しい曲です。
バルトークピツィカートも出てきます。みんなよい音で思い切りバチンバチンと・・・・
そしてアンダーソンの「チキンリール」、これは文句なしに楽しく、高校生・大学生・一般の管楽器の皆さんも、全開で演奏してくれました!どうもありがとう!最後の「にわとり」もしっかり鳴きました!
後半はモーツァルトから。「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 いわゆる弦楽アンサンブルの古典を 過去5年間ほとんど手掛けていません。今回挑戦する気持ちがありました。
コンサートマスターを中心として、生徒たちのトップ陣、がんばりましたよ。
リハーサルの中で少しずつアンサンブルの基本、呼吸など自分のものにしていました。
まだまだたどり着けないところもありましたが、大きな挑戦 まずは次への道が見えたかな!
大編成オーケストラには弦楽器もぐっと人数が増えて 響きもかなり豊かに。
まずは「フィンランディア」 これまたリハーサルとは全く違う集中力と音量が・・・・一部バランスを超えた音量にもなってしまったこと反省しますが、各セクションの作品への集中力にタクトを持ちながらとても驚き感激していました。
続いてメインのドヴォジャーク交響曲第9番より第4楽章。これは非常に知られている作品ですが、演奏は簡単ではないです。自分も高校時代ヴァイオリンを持って2年目でこれを演奏していますが、いやはや大変でした。それでも好きな作品であったこと、また仲間とこの名曲を奏でることのうれしさに夢中だったことを記憶しています。今回子供たちもそんな想いがあったかもしれません。はたまた「たいへんだ~」の一語だったかもしれません。それでも最後までリハーサルにくいついて、音符と格闘したり味わったり・・・・最後の音まで全員でたどり着きましたな。
木管やホルンのソロ、金管楽器の大活躍の旋律、たった一回のシンバルの音、ティンパニの様々な音色などなど、背後から聞こえてくる大きな応援団の音楽とともに、弦楽器の生徒さん 力一杯奏でました。
管楽器の皆さんのソロもどんどん上達していて、素晴らしく若い力を感じました!皆さん本当にありがとう。
アンコールは昨年に続き「アンダンテ・フェスティーヴォ」を
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