初顔あわせのオーケストラ、ソニーフィルの演奏会昨日終わりました。
東京文化会館大ホールでの久しぶりの公演、ソニーフィルはこの会場を利用するのは初めてだそうです。
1500名を超すお客様のご来場、本当にありがとうございました。
文化会館5階席までありますが、かなり見た感じで一杯と見えていました。ありがたいことです。
土曜日の昼公演、皆さん社会人です。週末しかリハーサルはできません。
先週の土曜日のリハーサルから1週間空いて、最後の仕上げは土曜日の午前中のステージリハーサルのみ。この条件はなかなかアマチュア団体には厳しいところですが、みなさん短時間集中型の神経を使って本番へ突入でありました。
「悲劇的序曲」は、コンサートで手がけるのは自分は初めてですが、その昔のコンクールで課題曲でした。
若いころの勉強の時間を思い出しますね。もちろん当時とはいろいろ内部変化はありました。
リハーサルをするほどに、この作品の魅力を実感していました。
続くシューマン、1983年生まれの若きソリスト山本貴志さんとの共演。もちろん初めてご一緒しましたが、
先週のリハーサル時からオーケストラのメンバーはもちろん、私もとても山本さんのピアノの音に魅了されていました。耳を傾けるほどに深くその音の意味が聞こえてくるような、そんな音楽を奏でるソリストだと思います。
そのベクトルは私自身も共感するところが多く、今回本当にご一緒していて楽しかったです。
オーケストラの皆さんもやはり耳の神経を最大限使って、よいアンサンブルを作ってくれました。
メインのブラームス 交響曲第1番は今年の1月以来ですが やはりソニーフィル、大人のオーケストラの音がしましたね。
アンサンブル的な事故がいろいろ起ってしまったのは正直のところ悔やまれますが、学生オーケストラでは出せない音の味は確かにありました。
ソニーフィルの特徴をもう一回り大きな形で発揮させられなかったのは私自身の反省として心に刻みます。
ソロを持つコンサートマスターの白石さんは、アンプの製作者として著名な方と知りました。最近はヨーロッパのコンサートホールの音響をモデルとしたアンプの開発・チューニングで雑誌にも紹介されたこと、昨日のプログラムにも掲載されていました。白石さんだけではなく、世間に出ている様々なソニー製品、ソニーの研究の中枢を担う方がメンバーにいらっしゃいます。様々な才があふれている・・・
社会人オーケストラとのご縁の中では、本当にたくさんのことを教えていただきます。
人生の先輩も多い、でも気が付いたら人生の後輩の方が徐々に増え始めていて・・・
きっとまもなく、自分が若い世代に人生なんぞ偉そうに語ってしまう世代になるのでしょうか・・・おお、恐ろしい。
多くのお客様の暖かな応援の拍手、心にしみました。
同時に、
顔洗って出直しだとも強く思った次第です。<(_ _)>
コメント
コメント一覧 (2件)
新田先生
こんばんは。
私は昨年12月に初めてアイノラ響の見学に訪れました者です。
17日のソニーフィルのコンサートを拝聴させていただき、とても素晴らしい響きで感動しました!!
アンコールでは、先生が大切にされているシベリウスの曲を聴くことができ、
シベリウスファンにとってはサプライズで、涙がこぼれました。
アイノラの定期演奏会まであと一ヶ月となりましたね。素敵な曲が揃っていて、私も今からとても楽しみです。コンサートの大成功をお祈り致します♬
そして当日が晴れますように!
>buttercupさん
コメントありがとうございました。返信が遅くなってしまいました。
ご来場ありがとうございます。お楽しみいただけてうれしいです。
アイノラ響もリハーサルを積んで頑張っています。シベリウスの美しい作品が並んでいます。仕上げを頑張ります。ご来場お待ちします。ありがとうございます。