明日のコンサート

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初顔あわせのオーケストラとの公演は、明日です。
シベリウスのSym1をメインに、グリーグの「十字軍の兵士シグール」、ワグナー トリスタンとイゾルデ~前奏曲と愛の死

北欧同士でもシベリウスとグリーグは非常に違う・・・
そして、ワグナーに対するシベリウスの姿勢もシベリウス自身の歴史の中で変化がある。
そんなことも感じる今回のプログラム。
皆様のご来場をお待ちします。

新日本交響楽団という歴史のあるアマチュアオケ、ある意味アマチュアオケらしいオーケストラだと自分は感じています。実に様々な方が所属しています。音楽的背景も多岐にわたります。オーケストラの経験値もその幅も広い。だから一丸となると非常に素晴らしい音や勢いや音楽が生まれます。
ただし、シベリウスの場合一丸となって・・・という風景を作るまでにとっても個々の世界の確立が求められる。
自分の音が何のために存在しているのか、つかみにくいパートもセクションもある・・・
その集合体を、ただ束ねるのではなく複層的に積み上げてゆくと、驚くほど奥行きのある世界ができあがる。

3曲の色分けができるかどうか、
それぞれの作品の味をお客様に届けられるかどうか、
そしてメンバーの皆さんが音楽を奏でることを楽しめるかどうか、また作品を好きになってくださったかどうか。
その辺のところは明日、答えが出ることでしょう。

力のあるオーケストラです。皆さんの持てる力を発揮できるかどうか・・・
いずれにしても責任は指揮者にあります。

文京シビックホール。13時30分開演です。
 

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コメント

コメント一覧 (2件)

  •  体調不良と伺っていましたので、果たしてステージをお務めになれるだろうかと心配しながらでかけましたが、いつものように颯爽と登場されたのでホッとしました。しかし、心なしかかなりスリムになられたようでした。
     初顔合わせの新日本交響楽団はなかなかの腕達者揃いとお見受けしました。バランスが取れた合奏能力はなかなかのものですし、ボロが出やすいシベリウス1番の各部のソロも巧みに切り抜けるし、金管の力量次第で決まる構築力も見事でした。
     敏速な反応を要する新田先生のきびきびとしたタクトに余裕をもって応えているようにきこえました。
     結果は当然の如く、「こういう1番が聴きたかった!」という演奏になったので大満足です。きっと気力を振り絞られての40分だったことでしょう。
     今日はもうアンコールはなしでも良いと思っていましたが、なんとアイノラ響との十八番「アンダンテ フェスティヴォ」。一段と線の太い表現でしたね。このオケは新田先生と初顔合わせなのに、シベリウスでこれだけの対応力があるとは、アイノラ響もうかうかできないなと思いました。
     ご多忙なのは嬉しいことでもありますが、ご健康だけはくれぐれも優先させていただきたく、ご自愛をお願い申し上げます。

  • >junsinさん
    いつも応援とコメントありがとうございます。お陰さまで何とか公演を務めることができました。体力がない時は本当に気力だけになるので、皆様の暖かなお言葉が身にしみます。
    初顔合わせの楽団は、コンサートでどのように化けるのかこちらもドキドキしながらのステージになりますが、メンバーの皆さんの情熱と集中力が生きた演奏会になりほっとしています。
    もちろん、アイノラ響も更に頑張ってまいりますので、来年4月はよろしくお願いいたします。ありがとうございました!!

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