内灘町、毎年行われるフェスティバルです。歴史のある町で、その昔少女歌劇団もあったそうです。
井上靖さんの詩 「日本海 美し」に喜多形さんが作曲。歌はミュージカルで活躍するAmyさん。
この曲からスタートした第2部。OEKの皆さんとの1時間でした。
日本海 美し
内灘の砂丘美し
波の音 聞きて
生きる人の心 美し (井上靖)
なかなか心にしみる詩です。
そして波の音を巧みに盛り込んだ、喜多形さんの曲も魅力的です。
Amyさんは英語とのバイリンガルの方なので、日本語・英語・日本語という構成で作られました。
パワーのある歌です。
このあとは、私のトークを間にはさみながら
モーツァルト「交響曲第41番 第1楽章」
モーツァルト「きらきら星変奏曲」
カーマイケル「スターダスト」(ソロ 谷津謙一さん)
ラーション「抒情幻想曲」
モーツァルト「交響曲第41番 第4楽章」
と、星や天体、またそれを思わせる作品が並びました。
OEKの皆さんのラーション、さすがに美しかった!北欧小品シリーズをいつの日か・・・と、願いたい響きです。
モーツァルトを共演できたことも私は非常に嬉しかった。次回は完全な形で・・・・・
そして後半は
内灘中学校の吹奏楽部から9名のメンバーがOEKの中に合流、
やはり喜多形さんの編曲による、「内灘町歌」は、下村さんのソプラノで歌われて、
そして間に吹奏楽部の皆さんだけのアンサンブルも!
なかなかシンフォニックな壮大な作品になっていました。
作曲という力は本当に凄いものです。
終演後中学生たちと。明日からの試験、頑張ってくださいね!
下村さん、Amyさん、私、喜多形さん、ピアノの木澤さん。
皆さんどうもありがとうございました!
金沢市内に戻ってから、OEKの指揮研究員をしている沖澤のどかさんと。
彼女は東京芸大の指揮科大学院生ですが、休学してOEKで現在修行中です。
副指揮者や指揮研究員制度を取るプロの楽団が増えてきましたね。
とっても羨ましいと思っています。そしてとっても素晴らしいことだと思っています。
指揮者は楽器を自分で持つことができません。こういう現場がすべて自分の修行の場、本当の勉強の場です。育てるということを念頭に、ここへきて急激に意識して場を作っている状況が見えます。
若手の皆さんは日本にいながら、とてもたくさんの勉強の場があるのですね。
そして女性の指揮者が本当に増えていますよ。
紀尾井シンフォニエッタも現在女性指揮者が研究員ですね。OEKも女性が続いています。
同世代にたくさん女性の指揮者がいるという環境も、自分達の頃はなかった・・・・。
大学のレッスンの様子も少し伺いましたが、先生方の育てるということへの情熱を感じられます。
現在東京芸大には、ヨヌラ・パヌラ先生が客員教授でいらしています。
この秋から12月までの間、多くの公演やレッスン、講習会、公開レッスンをされています。
東京芸大だけではなく、東京音大の指揮科でも開催。
素晴らしいことですね。
沖澤さんとは、それこそ親子ほどの世代の違いがあるのですが・・・
まだまだ自分もお姉さんの気分で、しかししっかり若い人に渡せる音楽文化をつないでゆきたいと思います。
明日は早朝に金沢を発ちまして、音大の授業に向かいます。
金曜日からもリハーサルと本番が続きます・・・・・・
fightだ!
コメント