F.リスト200年の祈り 震災復興支援国際交流演奏会終了

    hall.jpg

京都コンサートホールです。大きな企画がパリ、ウィーン、ワルシャワ、と続き、東京から京都へと入りました。
その京都公演を受け持たせていただいた今回の演奏会。その御縁を作ってくださった方、Mr.Mに大変に感謝をしております。

コンサートホールは3つの団体で演奏経験がありますが、年数が経つにつれ次第に響きに慣れてきました。
ホールそのものも変化していますね。

当日のリハーサルも1時間のみ。3名のソリストと限られた時間の中で打ち合わせをすませてゆきます。
カツァリス氏とはこの日が初めてのあわせ。実は急きょ第2楽章のみとなりました。
カツァリス氏も来日以来、本当にご多忙で・・・その中でお客様にどのように音楽のメッセージをお伝えするか、
いろいろお考えがあったようです。
第2楽章は指揮者にとってはなかなか神経を使うものなのですが、20年前のコンクールにむけたレッスンの成果?ソリストの何を聞き取るか・・・そのことを割としっかり自分の身体が覚えていたので、そしてカツァリス氏も明晰なラインを下さっていて、またオーケストラのコンサートマスターも素晴らしいリードをして下さっていたので、リハーサルから全く心配は吹き飛びました。

19時30分開演。お客様かなり入っていました。
主宰者のごあいさつの後、早速前半開始。
リストのピアノ協奏曲第1番は、東誠三さん。さすがに本番のテンションは更に充実の響きと重心の低い骨格の明確な音楽で、素敵でした。終わったので暴露しますが、リハーサルの前に一切打ち合わせはしていません。
東さんはリストは度々演奏なさっていますので、様々なマエストロと経験済み、私は実は全く初めてでしたが、何かどこか大丈夫!という安心感がありました。楽譜を挟んでちゃんと話ができるという音楽家との共演は本当に嬉しい豊かな時間です。大きな深いリストでした。

次は赤いドレスの近藤由貴さん。私は初めて今回お目にかかりましたが、本当に静かで控えめなタイプです。
そしてとっても周囲に気を使う人ですね。細やかな神経を持っています。
しかし、リストのTotentanzは全くそんな雰囲気ではない演奏でしたよ!鬼気迫る、あるいは怪しげなそんな音があふれ出ました。とても指が速く動く人なので、「ちょっと待って~」と言いそうになるくらいスピード感をキープしたまま弾ききりました。お見事!オーケストラもお見事でした。

休憩の後はいよいよマエストロカツァリス氏との共演。
ステージリハーサルともまた少し構成が変化していました。それでも非常にクリアーで多彩で雄弁で、
共演の時間が本当に緊張とともに楽しかったです。オーケストラの反応も素晴らしかった。
本当にありがとうございました!

京フィルさんとのステージはこの曲でおしまいで、あとはカツァリスさんがソロを少し
即興も含む作品、葬送行進曲など・・・美しくホールが彩られました。
オーケストラのようなバランスでピアノ全体を響かせますね。とてもそれが印象に残ります。
with soloists.jpgwith maestro2.jpgソリストの皆様とご一緒に。

with maestro.jpgお茶目なカツァリス氏です。皆さんを必ず笑顔にさせる。桁違いの大きな音楽の才能が、圧倒ではなく
美しく心に染みいるように届けてくださった今回の公演でした。

with janne.jpgこちら、ご存じヤンネ舘野さん。舘野会長のご子息、ヴァイオリニストです。今回なんとエキストラで乗っていました。京都在住なのですが、京フィルさんに仕事に来るのは初めてだと言っていました。山形交響楽団のセカンドトップを務めています。ヤンネとも、もう8年ほどのお付き合いになりますね。ラ・テンペスタでの共演の3年間は忘れられません。ちょっと姉弟という雰囲気になっていますね。

お世話になったMr.Mのお写真は、後日掲載させていただきましょう。

短期決戦の公演でしたが、本当に皆さんお世話になりました。
ありがとうございました!

祈りの輪が静かにそしてしっかりと世界をつなぎますように。

 

よかったらシェアしてね!

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 新田様
    先日の京都での協奏曲、ご苦労様でした。
    当日のブログを大変興味深く拝読しました。
    お願いがございます。
    ①本ページの東さんとの協演に関する記述を当会の会報に掲載したいのですが、宜しいでしょうか?勿論クレジットは入れます。
    ②美しいホールの写真と東さん始めピアニスト達と新田さんとの写真も掲載したいのですが、宜しいでしょうか?
    掲載した会報35号はご自宅宛て送付申しあげます。
    何卒宜しくお願い申しあげます。
    鈴木信成

  • >鈴木信成様
    コメント拝読いたしました。お尋ねの件、こちらは問題ございません。
    東さんとの共演は本当に心待ちにしており、充実の時間でした。公演の折の写真は東さんへもメールに添付という形でお送りしております。
    このページから使っていただいてももちろん結構です。
    もし写真データをメールでお送りした方が良い時は、お知らせください。
    頂戴したメールアドレスへもご連絡いたします。
    新田ユリ

コメントする

目次
閉じる