大学へ

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久しぶりの大学授業です。前期の公演にむけて、一部担当します。
新1号館が外観完成していました。色合いは落ち着いているので、思ったほどの圧迫感がないのです。
もちろん、あの美しい樹木がないのは寂しいのですが、全体像を見て 少し期待も湧いている自分です。

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特徴はこの階段状の外観。もちろん昇れる様ですよ。斜面をこのように開放して、いわば校庭の代わり?
秋からは、ここで外ランチの学生も増えるのでしょうか?

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現在の授業の研究室から見える風景。秋からは我々3号館チームの授業は新校舎に移ります。
それは楽しみですね。

今年の国立音大ブラスオルケスター定期演奏会も、フランスの指揮者 フランソワ・ブーランジェ氏が客演指揮です。オーケストラ作品の編曲のものもあります。そのあたり、指導担当になっています。
楽譜の問題も多々あるので、少しじっくりとリハーサルを積んでゆく必要があります。
しかし、学生達は積極的な音楽性がちらほらと見えます。その辺をチクチクと刺激をしながら、
自主的な音楽のアンサンブルに向かって、授業を続けます。

「お上何をしておられる・・・・」
「殿、ご乱心か・・・・」

時代劇でも充分にそのドラマの素材になりそうなことをやってくれおった国会議事堂の中に棲む皆様。

一歩ひいてみると、茶番と言いながらも結構皆さんしたたかで・・・・
ま、ようするに 勝手にやってください、もう結構です!と三行半つきつけたいような気持ちの一国民の自分です。

「殿」文化の時代が長すぎましたかね、日本は。
我々国民もあまりに不勉強で無責任であることが多かったと改めて顧みています。
しかし、現代史の勉強や、現代社会や宗教や、戦争についてや・・・
とにかく明確に意見を持っていないといかん実社会を生きる実学に必要なところにつながる点を、
義務教育はじめ人間が育ってゆく過程で、しっかりと考える時間をもたなかった学校教育は、
とっても問題がある・・・・と、思っています。それはあたかもやってはいけないことの一つ、となっていました。
在学中からず~~っと、それを思っていて、どうして歴史をさかさまから勉強しないのか・・・も、不思議で・・・。
あ、それは前もここに書きましたね。

我々はこれから縄文時代を生きるわけではなく、現代を分析解析してゆく中で、必然的に過去をさかのぼり、過去を知り、過去から学ぶことは出てきます。そうすれば、現実社会を生きる自分という位置も自ずと自覚しながら学びの意識ができると思うのですね。

語学学習も実はそうで・・・難解な文法用語をすべて覚えなくては先へ進めない学習法よりも、
実際の使用言語から、その中に文法を見出し覚えてゆく方がはるかに速かった・・というのは、自分のフィンランド語学習の体験でした。もっとも、私の父はその語学が専門でしたので、基礎がいかに大切かということは、
折につけ語っていたことを記憶しています。ロシア語は本当に基礎文法が大変ですよね。実用的な方面に傾き過ぎるのは、その後の学びの発展にはマイナスだと思います。
どんな分野も一方向の学びではないのですね、多面的に学びとってゆく、育ってゆく機会を可能性を持っているので、それを上手にバランス良く伸ばす教育のあり方がもっともっとあると・・・・本当に人間の力がつく学び方になると思うのです。

さきほど、とある民法の番組で学校以外で教育を展開している方が取り上げられていましたが、
おっしゃること、全くもって同意でした。
「段取り」の解説やら、階段の上手な昇り方やら・・・そんなことは「対応」「反応」の方法を学んでいるだけであって、本当の理解や理解から始まる探求へつながってゆかない。
学校という大きな組織の中で、たくさんの生徒を相手に自由度の高い学習システムは困難であることはよく理解できるのですが、それにしても 少なくとも もう少し本当に力をつけなくては前へ進めない、という厳しさを義務教育はもちろん、高等教育にはもっと取り入れなくてはあかんのではないでしょうか・・・・・

高等教育の現場が現在とっても大変な状況であるということはよく言われています。
頭をかかえておしまいにしないで、この状況が招く未来の姿まで関わる人間は思い描いて、
しっかりと生徒、学生たちに向き合いたいと思う次第です。

正直のところ、本日の「国会議事堂」のお粗末な状況を見ていて、まさにこのようなことを考えていた自分でした。
現在、あの中にいらっしゃる方は「政治」を全く行っていないように見えるのです。
「対応」しているだけ。「反応」しているだけ。そして「調整」しているだけ。「整えて」いるだけ。
それは政治家の仕事ではない。

大変にご丁寧なお言葉での対応やら、整った言い回しでの解説やら・・・この2カ月半ずっと見て、聞いてきましたが、その中に一体何があるのか・・・・政治の力、政治家の力というのは何なのか。
震災後の大変に厳しい状況が、寝ぼけ眼の日本を大きく揺さぶったのは確かです。

あの立派な議事堂の中にいらっしゃる皆さんは、どうか学級会を早く終わらせて、
現場に出て行ってほしい。
時代劇の襖の裏の会話みたいなことは早々に終わらせて・・・・・・

みんな、生きているそれぞれの現場で戦っております。
小さな闘い、大きな闘争、あります。
日々あります。そんな状況にエネルギーをもって向かってゆける人間を育ててゆきたい、
テレビ画面の方のメッセージに深くうなずき賛同の大拍手の自分でありました。

 

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