Lintu 来る

海外からの客演アーチストも少しずつ戻ってきたよう・・・。
今週末、24日に開催される東京都交響楽団のプロムナードコンサート(サントリーホール)には、
フィンランド人の中堅指揮者 ハンヌ・リントゥ氏が指揮台に立ちます。
ちなみにLintuは鳥の意味。小鳥も意味する。かわいらしい名字。
しかし、
リントゥ氏はこれまでに日本での客演でも見られるように、非常に熱いパッションの持ち主であり・・・
私自身もフィンランドで何度か拝聴していますが、毎回その情熱的な指揮姿にお目にかかっています。
小鳥と言うよりは私見ながら「鷲」か「鷹」か・・・・そのようなイメージであります。

シベリウス:交響詩「タピオラ」
コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
シベリウス: 交響曲第5番 変ホ長調
シベリウス:交響詩「フィンランディア」

これが今回のプログラム。
何とも魅力的・・・・・・・・・・・・・自分は聞けない(T_T)

「タピオラ」と「フィンランディア」でプログラムを挟みこむという、何ともフィンランド人らしいアイディア。
ぜひ多くの方にシベリウスの曲を聞いていただきたいな・・・と、思う次第。

昨日は10歳から大学入試までお世話になったピアノの先生のお見舞いに。
その先生にお世話になっていた先輩の方と一緒に。
関西ご出身の先生で、ご指導にも独特の口調があり 今はそれがとても懐かしい。
私はと~~~~~~~~~~~~~~っても、せっかちな子供で、
とにかく何でも速く演奏したがった。目の前に音符が並ぶと、片っぱしから音にして
どんどん新しい曲をやりたがった・・・そんな子供だった。
「なんでそんなにあわてるの?あわてなさんな!」と、叱られたもので・・・・

現在の、どちらかというとゆっくりと音を作ってゆく姿勢の自分をご覧になったら、
目を丸くなさるかもしれない(^^ゞ
何を大事にするか・・・という根っこはあの当時実はしっかり先生に教わっていたのだと思う。
一日も長く、お元気でいてほしい想いです!

先生のご子息ご夫妻もご一緒に、しばし懐かしい話題や現在の話題など・・久しぶりにたくさんお話を。
みな、それぞれに東北には縁があり、血縁、知人のいる地域を案じています。

sibelius society kaihou.jpg

お見舞いの後は、シベリウス協会の理事運営委員会。
こちらは先日発行された、最新の会報冊子です。2月のピアノ全曲企画の写真が表紙です。
内容も盛りだくさんとなっています。
ピアノ企画は今年の10月31日にもVol.2が開催されます。準備が始まっています。
「ゆっくり」の時間が似合う作曲家です、協会もどちらかというとそのカラーです。
ですので時間をかけてこれからの企画も準備しています。
世情不安定です、何も決められない・・・・という状況も出てきます。
そんな中でも、やっておくことをすすめます。シベリウスはどこへも逃げませんから(^^)v

先日お弟子様がこんなCDを見つけてくれました。jaakko laulu cd.jpg
 

非常に柔らかな暖かなバス歌手のCDです。
クーラ、シベリウス、メリカント、パルムグレン といったお馴染も入っていますが、
キルピネン、ソンニネン、サッリネンという新しいものもあります。

シベリウス公演でもう一つ、
6月のN響定期演奏会はアシュケナージ氏がシベリウスの7番を指揮。「大洋の女神」も。
朝日カルチャーセンターでは講演もなさるようですね。興味深いです。

hananira.jpghttp://www.kantei.go.jp/saigai/genpatsu_houshanou.html
午前の官房長官発表に伴い、具体的に福島県の警戒区域、計画的避難区域の設定が明確になってきました。
正直、こちらのお役所からの発表文章を読んでも、すぐに自分のところは・・・と判断するのは難しいと思います。きっと市町村ごとの詳細の指示が一覧表で出ることを期待して・・・。
法的な文章というのは、実に一般市民には読みにくい。逆に法的文章は「ことば」が非常に大事になる。
間違えや嘘があっては法的に問題となる・・・そのためどうしてもある種の「逃げ」の表現も出てくる。
そこが一般市民にとっては「わからん」ということになる。官房長官の発表を震災以来ずっと聞いていて思うのはその点だ。立場上仕方がないとは言え・・・

さて今日は再び横浜国大の皆さんとご一緒です。

あ!本日は、ユッカ・ペッカ・サラステ氏の誕生日です。おめでとうございます!
Paljon Onnea MaestroJ.P.Saraste!
 

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