アイノラ響は

ainola 8.jpg

来週第8回目の定期演奏会を迎えます。
予定通り開催いたします。
しかし現状、先の事態が予測でいない部分もあります。
不測の事態が行った時には アイノラ響のウェブサイトに即時開催の有無を掲載いたします。

昨日仙台にて、仙台フィルの復興コンサート第一弾が開催されたそうです。
お寺という場所で、皆さんで音楽を通して心の交流があったことと思います。

次週我々の公演にお越しくださる皆様とも、20世紀初頭の厳しい時代のフィンランドにあったシベリウスの心を感じながら、作品を通して人間とそれを取り巻くものを深く感じられるような、そんな時間が生み出せたら本望です。
「序曲イ短調」は、まさに今の日本の現状への哀悼・そして前進のエネルギー・新しい時代への希望・・・そのような想いが感じられる作品だと思います。

「ペレアスとメリザンド」は、触れると壊れてしまいそうな繊細な二人を通して、人の怖れや怒りやエゴがもたらす悲劇が音で綴られています。

「交響曲第2番」は、解説はいりません。私自身も半年ほどにわたる長いリハーサル期間の中で、作品への調査とあわせて、現実に生きているこの世界の中での作品の意味をあらためて問いなおし感じている途上にあります。来週のステージでどのようにお届けできますか・・・メンバーとともにじっくりと時間を作り上げます。
violin 1st.jpgリハーサル後の1stヴァイオリンの皆さんと。

開催へのお問い合わせを頂いています。
また、開催が発表され あらたにご来場を希望される方もいらっしゃいます。
本当に有難いことだと思います。
毎年期待を持って駆けつけてくださる皆様、遠方からも我々のシベリウスの音にご来場くださる皆様、
ありがとうございます。

 

なお、この公演ではこのたびの東北関東大震災で被災された皆様への義援金募金箱を当日置かせていただきます。団員からの義援金と併せまして日本赤十字社を通じ被災地へ送らせていただきます。

その趣旨もありまして、ご来場いただけるお客様にお願いです。
いつも公演に際してはお客様から暖かなお心、素敵な花束を頂戴しております。心よりお礼申し上げます。
今回は その御心を被災地の皆様へお届けいただけますと幸いです。
私も、母の故郷が津波と原発で大きな影響を受けていることに他人ごとではなく思っております。

小さな自分が何ができるか・・・・
でも立ち止まっている時間は被災地の皆さんにはありません。
できることから、なんでも! 始めます。

4月3日はいつものようにメンバー一同心をこめてシベリウスの作品たちに向かいます。
どうぞご来場をお待ち申し上げます。

violas.jpg

リハーサル後にトレーナーの三戸先生のショートレッスンを受けるヴィオラセクション。
ありがとうございました<(_ _)>
 

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • こういう時だからこそ、音楽が必要だと思います。奏でる心は生きる力!です。被災者の人たちに!そして私たちにも勇気と力をください!

  • >淡・ツル様
    コメントありがとうございます。本当は我々の音を被災地の皆さんにお届けできたら・・・と願うばかりですが その想いで自分は演奏したいと思います。

  • 届きます!必ず! 国中のプラスの波動を上げましょう!

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