ザ・シンフォニーホールは相愛に勤めていたころは毎年体験していました。
演奏しやすい空間です。
同志社の学生は秋の定期演奏会は、このホールを使います。
本日は1100名あまりのお客様にご来場頂きました。本当にありがとうございます。
平日なので学生達もいろいろやりくりをしながらホールに集合。
14時からステリハ開始。
いつもの練習場は密集地帯。ホールの開放的な空間の響きをつかむことがまず先決。
こんな素晴らしいホールで演奏できる喜び、全身で味わってほしいものだ!
ステリハも徐々に集中度が増してきて、学生達もようやくステージの上の人の顔になってきた。
ステリハの後、某有名先輩指揮者どのがひょっこり現れて・・・ぽん、と肩を!
ああ、驚いた。
集合で各係の伝達事項。そして写真撮影。
学生オーケストラの本番前の段取りはどこもよく似ている。
悲愴のセクション練習をしていたコントラバスパート。
始まりも終わりも、この交響曲はコントラバスが大切。
その後tamtamの音響チェックを静かなところで行っていたら・・・・
支えるスタンドが突然壊れた!
打楽器セクションの学生と対策を思案していたら、ホールの方が助け船を下さった。
本当に助かりました。深く深く感謝申し上げます。
決して忘れないでしょう。
19時開演。お客様も続々ご来場。
カレッジソングからコンサートが始まった。
グリンカ「ルスランとリュドミラ」・・・・・少しばかりステリハよりスピードアップしてしまったか・・・
弦楽器メンバーの視線が気のせいか、すがるようなまなざしに・・・・・
しかしどのセクションも落ち着いて元気なオープニングのサウンドを作ってくれた。
2曲目、近年日本で非常に有名な作品となったハチャトリアン「仮面舞踏会」
作品の中身は非常に濃厚な人間模様、それが今の大学生がどこまで出せるのか・・・
その辺も課題でありましたね。
ノクターンの大きなヴァイオリンソロは、コンサートミストレスの南尾さんが美しく奏でてくれました。
全5曲、魅力的な作品が並んでいます。演奏者も楽しんでいないとなかなか音になりませんな。
本番はリハーサルよりも学生達の顔が生き生きしていたのは嬉しかったね。
あっという間に前半終了。
ステリハの間に「悲愴」へ集中するべくおまもりをポケットに・・・
(なんでしょう)
数え切れないほど世界で演奏されている作品です。名演も数多く・・・・
今回この曲を演奏する意味を学生達それぞれ心に持ってくれたかな、
作曲家が書き込んだ繊細な音の意味、記号の意味を読み解くには、深い思考と想像力の両方が必要。
作品の神髄を描き切るには演奏者にも覚悟が必要。簡単なことではない。
最後まであきらめずできることをやりつくす・・・・
最後の静寂の時間をタクトをおろして終えた時・・・
お客様から大きな暖かな声援と拍手をいただいた。
深く心の中でスパシーヴァを言い、ステージから離れた。
ロシアプログラム、平成生まれの彼らの体内に流れる音はどんなものであったか・・・
またご感想などいただけましたら嬉しいです。
学生達も私も次のステージへ成長するための貴重な御意見をいただけましたら幸いです。
ポケットに入れていた おまもりです。
小さなマトリョーシカ。実家にあったものを持ってきました。
梅田まで出て打ち上げです。
弦楽器トップ陣と。
左から、Cb,Va,2ndvn, yuri,Vc,concertmistress
静かな人が多いながら実はユニークで・・・というのは次第にわかってきました。
執行部七役(全員ではないのですが)、演奏会の裏方でもあり今年度のオーケストラの顔でもあります。
女性の比率が多い学年だそうですよ。御苦労さまでした。まだメサイアも待っているので気が抜けないですね。
コミュニケーションをしっかりとって、この先もがんばってください。
皆さんおつかれさま、そしてありがとう。
この先も仲間を大事に、そして音の追求を続けてください。
明日は戻りながら7日のコンサートにむけて身体を切り替えてゆきます。
次は「歌」です。
コメント
コメント一覧 (2件)
ユリ先生
学生の皆さん、演奏と受付などの役割も掛け持ちでされてて凄いキャパシティだなと驚きました。本番はホール一杯の大所帯なのに最後まで集中して一糸乱れぬ演奏で素晴らしかったです^^今後のご活躍をお祈りします。
写真のお守りめっちゃ可愛いですね!!そんな素朴な感じのは初めて見ました。先生と一緒に中で飛び跳ねてたのですね^^お疲れ様でした。。。
>智子さん
コメントどうもありがとう。ご来場ありがとう!
学生オケは学業も多忙の中で役割分担をして全員で作り上げてゆくという楽しさがありますね。お守りも一緒に跳ねていました(^^ゞ