Kirja 本

素敵な御本が届きました。

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こちらでも度々御紹介させていただいている、エッセイスト・翻訳家の稲垣美晴さんからお送りいただきました。
いつも本当にありがとうございます!
2010年国際アンデルセン賞画家賞候補となっている、
サッラ・サヴォライネンさんの絵 ミルヤ・オルヴォラさんの文による「ふしぎなボタン」(猫の言葉社)

この御本はピアニスト舘野泉氏にささげますと帯にあります。
シベリウス協会舘野会長は「左手の文庫」という基金活動をなさっています。
様々な事情で左手だけでの演奏活動をしているピアニストは過去も現在も世界にいらっしゃいます。
舘野会長がコンサートで取り上げている作品、ブラームス編曲のバッハ、ブリテン、スクリャービンなどなど素晴らしい作品に続き、
現代も作曲家への委嘱活動をということで、この基金活動が始まりました。
詳細はこちら

この御本の収益をこの活動へ寄付なさるということも帯に書かれてあります。
ぜひご興味のある皆さん、「猫の言葉社」のウェブページをお訪ねください。
御本の内容は、非常に深いものがあると感じました。音楽家はもちろん手に職を持っている方、
日々の積み重ねを大事にされている方・・・・ぜひページを開いていただきたいなと感じました。

帯の後ろには
「生きているうちには、何かを失うことがあるかもしれないが、必ず、また、何か新しい大切なものが手に入るものだよ」
物語の中で王様の言葉です。

私は物語最後の言葉がお気に入りです。
「名人にとって 仕事はどれも さらに良い仕事をするための修行だ」

自分はまだまだ修行の半ば、終わりのない道の半ばです。
終わりのないことが仕事なのだと思っています。
確かに世の中「結果」や「成果」や「効果」が具体的な数字にならないと認められませんが、
そんな動きの中にも数字で測れない継続というものの大切さは、我々忘れていはいけないことだと心に留めています。

今朝から始まった朝ドラ
「腹の足しにもならんもの!」と、トランペットを海へ投げ捨てるおばあさん!!!!!!
おお、これはある挑戦だね、と思ってみました(昼に・・・・本日は見事な朝寝坊(;一_一))

もう一冊御紹介

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Antelias puu    The Giving Tree
アメリカの作家Shel Silverstein(1932-1999) さんの作品。これは日本でも翻訳されているようです。
フィンランドで見つけたのですが(Pro Puuで)とても内容が魅力的で買ってしまいました。
作家のウェブサイトがありました。とても面白いです!Anteliasって 気前の良い木と訳してよいのかな。

世の中の(日本の)ストレス値が急激に高まっているということを肌で感じます。
無理もないのですが、やはり冷静になりたいものです。
外交が苦手な日本という姿は世界に定着しました。でもその外交ということも一面ではない。
複層的に関わっているわけです。
視野を広く、分析は鋭く、つまらない喧嘩は買わない。

感情的な分析は道を誤りがち・・・
報道も一面でしかないことを認識したいと思います。

同世代が政治の中枢として世界を動かしています。
とても小さな国、日本であると思いますが、できることは大きいと思うのですね。
智慧を使えば・・・・。

誰もが同じ価値観であるわけでもなく、
良いことが、誰にでも当てはまるわけでもなく、

そんな地球上の膨大な数の生き物がうまくやるには???

やっぱり21世紀は人類の宿題の世紀になってしまいましたね・・・・。
多くの哲学者や芸術家はそれを様々な形で発していました。
手遅れにならないうちに、宿題の回答を・・・・。
 

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