Sibelius Festival終了

     vesijarvi sumu.jpg
シベリウス音楽祭終了しました。
最終日は昼間の公演。今年は合唱曲とオルガン曲。
合唱は混声合唱団Dominante-Kuoro 指揮者はSeppo Murto オルガンのソロも担当。
伴奏はFolke Gräsbeck。

興味深い曲がたくさんありました。
オルガンの作品、Intrada Op.111A そして Surusoitto Op.111Bは交響曲7番、そして8番とつながる道にある曲で、その作品については2007年のシベリウス協会主催公演の中で、グラスベックさんご自身の解説にも語られていました。
シベリウスホールのオルガンでその響きを実際に聴くことができて、非常に貴重で嬉しかった。

合唱曲はフィンランド語、スウェーデン語、ドイツ語とテキストが様々なものを並べていました。
良く知られているIsänmaalleやSydämeni LauluそしてRakastavaなど嬉しい選曲も。
最後はもちろんFinlandia-Hymniでした。
言語の異なるテキストが並ぶと、見事に音楽の違いが浮かび上がります。
フィンランド語のテキストのものだけ、明らかに音楽のスタイルが違います。
前置詞がないこと、長母音、促音の特徴など「音」に関係してくる点がそのまま音楽のフレーズとリズムに反映されますね。そして軽やかな透明感のある声の響きが、フィンランド語テキストの作品の時に非常に魅力的になります。言葉のない作品の時にも、ベースにある作品の世界がどこの言語と結びつくのか・・・・合唱曲の場合それが鮮明に実証されてとても素敵な時間でした。本日の曲目を並べてみます。

Intrada  op111A
Sortunut ääni  op18-1
Isänmaalle  JS98a
Venematka op18-3
Saarella Palaa op18-4
Min Rastas Raataa  JS129
Sydämeni Laulu  op.18-6
Ej med Klagan  JS69
Män från slätten och havet  op.65a
Rakastava  JS160c
Surusoitto  op.111B
Oje Carulì JS99-1
Der König Träumte  (1889-90)
Dies ist der Tag des Herren (1889-90) 初演
Mein Herr, Ich rufe dich an (1st version)初演
Sende dein Licht und deine Wahrheit (1889-90) 初演
Was betrübst du dich, meine Seele (1889-90)初演
Ich gehe hinein zum Altar des Gottes(1889-90) 初演
Herr, do bist ein Fels(1889-90)
Kantaatti (1897) JS106
Finlandia-Hymni  op26

世界初演もありました。クラシックライブのインターネット配信でこの模様は流されます。
3週間後と書いてありました。クラシックライブのサイトはこちらです。 www.classiclive.com
シベリウス音楽祭はオーケストラのかかわる三日間とも配信される予定であると書いてあります。
すべての曲目かどうか・・・は不明であります。
ステージ上準備の様子からすると、5番、7番は確実と思われます。いずれにしても3週間後ということ。

tomoko ja kumiko sibeliustalo.jpg今年の音楽祭を堪能してくださった様子のお二人、智子さん、久美子さん。
シベリウスホールを後にして次の目的地、KOLIへ出発しました。

kumiko ja tomoko kuva.jpgヴェシヤルヴィのほとりで、私が勝手に「写真スポット」と呼んでいる場所でお二人も撮影!

yuri shirakaba2.jpg

智子カメラマンに撮影していただきました。
 

 

 

koliin.jpgkoliin2.jpg

ICで一路ヨエンスーまで目指します。そこからミニバスでKOLIへ。無事に到着しますように(^^)v

さてこちらは英国行きの準備を始めます。そして帰国後の仕事の準備であります・・・・(>_<)
 

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 無事帰国しました。
    今年も大変にお世話になりました。ありがとうございました。
    (鮭のおにぎり絶品でした!)
    いつにも増して内容の濃い4日間だったと感じました。
    交響曲が5,6,7と来てKullervoで頭の容量が一杯になってしまった、と思ったら
    さらに生では初めて聴くSurusoittoの不思議な響きがおまけに付いてきました。
    帰途の頭の中ではずっとこの曲が。想像の余地がたくさんありますね。
    さーて、来年も行けるように画策を始めないと…。

  • >matsui@つくばさん
    無事の御帰国よかったです!気温差がすごいと思いますが体調に気をつけてください。充実の内容の音楽祭でしたね。来年の7曲の交響曲もまた違う世界が生まれそうです。またぜひ!
    フィンランドの鮭は絶品であります(^^ゞ

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