木々はみな緑

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Aulis Sallinen(1935年4月9日生まれ) アウリス・サッリネン

Chamber Music VIII op.94(2008-2009)

for Violoncello and Strings
str, vlc solo

Duration: 16′
Commissioned by The Amsterdam Sinfonietta, Württembergisches Kammerorchester Heilbron, the Schottish Ensemble and the Sydney Conservatorium of Music. Dedicated to the memory of Paavo Haavikko.
Publisher: Novello

「木々はみな緑」今年のミュージックトゥモローで演奏されたフィンランドの作曲家の作品の副題。
本日BS2で放映されていました。
同じ室内楽編成の作品でアルトフルートをソロとした第2番、
あと今回と同様チェロをソロとした第3番もあります。
私はサッリネンというと、2幕のオペラ「クッレルヴォ」が浮かびます。
でも弦楽アンサンブルの作品など、なかなか魅力です。

木々はみな緑・・・素敵なタイトルです。
でも世界中、みな緑では必ずしもないのですね・・・・。
希望と期待と人類への課題を感じさせてくれるタイトルと思っています。
この曲は初めて聞きましたが、やっぱりフィンランドだな・・・という響きです。

広島の平和祈念式典、世界から日本から多くのメッセージと想いが寄せられる一日です。
大事なのは、その想いの継続ですね。

たった一つの音から世界の苦しみを感じたり、
たった一つのハーモニーから、今の世の中に必要なことを悟ったり・・
感じたリズムで生きるエネルギーを取り戻したり・・・・

作品に宿る音の想いが多くの人に一瞬にして伝わる、伝えられること、
そんなものも背負って音楽家は生きていると思います。

特に再現芸術家の役割は、演奏する作品を理解しようとするところから始まる。
そこに無言の会話があり討論があり、時には寄り添ったり背を向けたり
そんな行為から共通理解が生まれて音の現場に解き放たれる命が生まれる。

人間という摩訶不思議な生き物が現在右往左往して生き方に困っている
「人間だけじゃないんだよ・・・」って、肩に手を置いて友人に慰められているように
ほかの生き物たちから今たくさんのメッセージを投げかけられているように思っています。

それをちゃんと受け取って「仲間」として一緒に地球で生きてゆくか、
悲劇の主人公を気取って劇場型人生で破滅するか
「私は、ちがうもん!」ってね。

違わないとおもうのですよ。同じ命の連鎖の中にいる限り。

月並みですが、平和への響きをつないでゆきたいと思います。
生き物の一員として。

 

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