弦のことば

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昨日の午後、本日午前午後と最後のリハーサル。
来週はアンサンブルフランの定期演奏会です。

弦楽合奏の分野は中欧から少し視線を外してみると、かなりの数が作曲されているのがわかります。
自分はもっぱらそちらの方面を多く取り上げていますが、弦楽器という媒体でこれほどまでに多彩に雄弁に語れるかというほど、様々な姿の作品があります。

来週の5曲もまさに色とりどり。
でもそこに意味やコンセプトもあり、お楽しみいただけると思います。
改めて宣伝です。

ラウタヴァーラ作曲 ベラ・バルトークのためのエピタフ
・タイトル通りの作品です。今回のメインのバルトークとのつながりを音の中でお客様ご自身に見つけて頂けたら・・・と思っています。フィンランドを代表する作曲家です。

ラーション作曲 小さなセレナーデ
・まさに小さな肩の凝らないおしゃれなセレナーデ、です。スウェーデンの作曲家。高貴な色合い。

バーバー作曲 弦楽のためのアダージォ
・今年生誕100年の記念として。追悼の場面に使われることが多い作品となっていますが、この曲の持つ深い祈りは、すべての人に届く大きなメッセージではないかなと思います。

吉松隆作曲 鳥は静かに・・・・
・再演です。前回とは違う色合いが聞こえたら・・・それもまた嬉しく。また鳥の羽音が皆さんの身近に感じられたら、何より嬉しく。自分にとっては最高の憧れの存在「鳥」。

バルトーク作曲 弦楽のためのディヴェルティメント
・有名な弦楽合奏の作品ですが、その民族性と絶対音楽としてのバルトークの作曲法の間に生まれている、非常に緻密で雄弁な音楽をどこまで語れるか・・・・
楽譜を読むほどに「本当はこのように書いてあるじゃない!」と発見は多いです。

27日(日)14時から、勝どき駅にあるトリトンスクエアガーデン、第一生命ホールです。
皆様のご来場お待ちします!

 

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