東京佼成ウィンドオーケストラ第105回定期演奏会を拝聴。
指揮者にアメリカ、テキサス大学オースティン校ウィンドアンサンブル指揮者のジャリー・ジャンキン氏を迎えての、純粋なアメリカンプログラム。
アメリカ人作曲家の作品ばかり並ぶコンサートも私は初めて拝聴したかもしれない。
ロン・ネルソン作曲 サヴァンナ川の休日
ローウェル・リーバーマン作曲 ブライアン・ショー編曲 フルート協奏曲(ソロ 前田綾子)
ジョン・マッキー作曲 翡翠(かわせみ)
レナード・バーンスタイン作曲 クレア・グランドマン編曲
管弦楽のためのディヴェルティメントより行進曲「BSOよ永遠なれ」
ディヴィッド・マスランカ作曲 交響曲第4番
自分が手がけるとしたら、「翡翠」ですね。
どの作品も基本的にポジティヴな精神が聞こえてくるのが面白いなという感想です。
懐の大きい、押し出しのエネルギーの強い、緩急自在、変幻自在、メリハリのある、
一瞬たりとも立ち止まらせない・・・・そんな言葉が並ぶような作品たち。
ショービジネスに長けたお国柄の特徴がやはり聞えてくると思いました。
最後の交響曲は「これでもか~~~~」というエネルギーが必要。
いやはやTKWOの皆さんの底力が唸っていましたね。
よく鳴らされた輝かしい明るいサウンドがホール一杯に響きわたっていたコンサート。
会場には作曲家のお姿も多かったです。
もう少し若い世代のお客様が多いと嬉しいですよね。
吹奏楽の世界を知るには、こういうコンサートにぜひとも足を運んでほしいと思います。
コンクールとは関係ないから興味ない・・・は、悲しいな。
新しい世界、吹奏楽の世界には本当に日々様々な試み・アイディアを盛り込んだ作品が生まれ演奏されています。それを共有していく人が増えていくと嬉しいですね。
来週は月曜日から大阪。どっぷりと吹奏楽の世界です。
西の雄、大阪市音楽団の皆さんとの仕事です。29日は朝から夕方までの企画。
新譜の演奏が並びます。最近の作品はインターネットを使って新譜がすぐに入手できます。
また、初演の記録など音源もあわせて楽譜とともに紹介されていたり・・・・
なんだかとてもシステムが出来上がっているのですね。驚きます。
そして吹奏楽コンクールの課題曲も演奏します。
先週末にぶっこわれた自分でしたが、なんとかこの週末に向けて動けるようになりました。
木曜日夜には、ニューフィル千葉のチャリティコンサートにも母と出かけました。
実家から徒歩10分の距離のホールです。こういう環境良いですね・・。嬉しいです。
ちょっとヨーロッパを思い出します。歩いてホールへ、歩いて帰宅。身近な環境。
演奏も大井剛史さん指揮で、チャイコフスキーヴァイオリン協奏曲、ベートーヴェン交響曲第5番。
どちらもとても集中力のある素敵な演奏でした。
ソリスト長尾春花さんはまだ東京芸術大学の学生なのですね。
非常に落ち着いたそして豊かな音楽性の若手でした。
収益はすべてチリ・ハイチ地震の被災者にわたるように日本赤十字を通して寄付という主旨。
冷たい雨の降る日でしたが、700人近い集客だったのではないでしょうか。
さてさてここから1週間、再び移動です・・・。
ふぁいと~
コメント
コメント一覧 (1件)
大分ハードなスケジュールの様子……!!!
そして、挑戦意欲も大変なものと拝察します
デスガ、焦らず、心穏やかに、そしてくれぐれもお身体ご自愛ください
m(_ _)m