今年はフィンランドと日本の修交90年を迎えた記念の年。
その関連イベントは国内でもフィンランドでもたくさん開催されています。
本日はそのうちのひとつ、記念コンサートとレセプションパーティがフィンランド大使館でありました。
大使館の傍の有栖川宮記念公園
この季節、とても綺麗な姿を見せてくれますね。
都会の中の別空間。
これはまるでKOLIの公園を歩いているような雰囲気。
フィンランドと日本の正式外交関係は、1919年にラムステッド氏が初めての駐日大使として赴任したときに始まります。
2005年にフィンランド日本友好協会から戴いた奨学金の名前がこの方です。
まだまだこのお名前に見合う活動には程遠い自分の活動です。
レセプションに先駆けての室内楽コンサートは、両国に深くご縁のある音楽家の皆さんの演奏です。
新井淑子さん(vn) セッポ・キマネンさん(vc)のご夫妻、
そして 寺田悦子さんと渡邉規久雄さんのピアニストご夫妻。
フィンランドに関わる音楽家は時代とともに増えています。現在も現地で活躍する人、勉強する人、現地の音楽を研究する人、さまざまな形で皆さんフィンランドという国を大事に思って活動なさっています。
音大の大先輩でもある、合唱指揮者 松原千振さん。
ヘルシンキ大学の男声合唱団でも活躍されていました。
現在も日本はもちろん世界各国へ客演を続けていらっしゃいます。
クッレルヴォ公演の時にも我々はお世話になりました。
昨年は京都でのクッレルヴォの演奏会で合唱指導を担当なさったそうです。
厳格で豊富な知識と体験からのご指導は、多くのことを学べます。本当の専門家のお姿です。尊敬する先輩音楽家のお一人です!
そしてフィンランドセンターにお勤めのアアルネさん。
いつも笑顔で、私の下手なフィンランド語にもお付き合いくださいます。<(_ _)>
文化一般幅広く詳しい方です。
日本文化にも深い理解をお持ちです。
日本シベリウス協会は来週大使館にてレクチャーコンサートを開催します。
これはヨルマ・ユーリン大使からの贈り物と言ってもよいでしょう。
貴重な機会をいただきました。
シベリウス研究家の神部智さんの企画によるレクチャーがあります。
今日のレセプションは政治の分野からも多くのお客様がありました。中曽根外務大臣のスピーチもありました。
公務ご多忙であっという間に退席となりましたが、(時期的に無理もないですね)
ユーリン大使からもユーモアを交えた、温かなスピーチがありました。あらためてフィンランドと日本の静かな緊密な温かな関係を感じました。現状は教育・文化・政治・経済すべての分野で深くかかわっているというお二方のスピーチがありました。実感としては「教育」が近年クローズアップされていますね。シベリウスアカデミーと東京芸術大学の姉妹校提携も正式となったようです。
私自身も両国の音楽文化をしっかりと見据えて、活動を積み重ねて行きます。
時間はかかるでしょうね、でもしっかりとした橋を築きたい。
そしてより豊かな音楽の世界を両方の国で奏でていきたいです。
慣れぬ「ヒール」で、すっかり足が疲労困憊。(情けない)
と、言いますか・・・・
世の中の女性の皆様は、このようなものを履いてお仕事をし、世の中を闊歩し、時に走り、満員電車も立ち、
そんな日々を送っていらっしゃるのですね!!!!!!
同じ女性とは思えないコメントで申し訳ないのですが、心からの実感です。
間違っても本日の靴で指揮台にはたてません。
自分の中のテンポ感がおかしくなってしまう、そしてハーモニーや音量のバランス感覚も変化してしまう。
全身で音をとらえているのです、自分の仕事。
昨日までの録音で、そのことを改めて実感していました。
自分の中をニュートラルにして、その上で作品の言葉を聴きとる。
ちょっとスポーツ選手の感覚と近い部分もあるのです、演奏家の身体能力や感覚は。
足をほぐして休みます!
明日も予定満載であります。おやすみなさい!!
コメント
コメント一覧 (2件)
ナルホド!
先日のコメント「明日からが楽しみ・・・」の一つはこれでしたか?
この写真だけでは全体が判りませんが、良い雰囲気だと思いますが…
ヒールの高いのは確かに体重を支える足の筋肉が一部異なるでしょうね、温かいお風呂に入ってのほぐしは必要です
徐々に慣れることで、如何ですか?
>オケ・ロージン様
コメントありがとうございました。
昨日もヒールでしたが、「ホール会場だけ着用」にとどめました。
道中往復4時間には絶えられそうにもなく・・・
これを履いてお仕事されている皆さんにの大変さが身にしみました。
大使館では「少し太りましたね」と明確に言われまして・・・
5キロ減るまでドレスは封印!として頑張ります。