譜読み

Miro.jpg
ジョアン・ミロ(ホアン・ミロ)1893-1983 のアルルカンの謝肉祭 です。
このタイトルを持つ作品を来週演奏します。この週末にもリハーサルがあります。

作曲者がこの絵画からのインスピレーションを素に書き記した音符を、
今度は逆算して現実の音に紐解いて音で描いていくという作業。
なかなか面白いものです。

あまり美術は得意なほうではないのですが、カンディンスキーとクレーが昔から好きです。
二人とも音楽に深く関わっていますね。

美術は妹が得意でした。そのデッサンは恐ろしくなるくらい精密で・・・見事なものでした。
その才能のつめの垢ほどもない私です。
天国に行ったら、少しは分けてもらいましょう!

シュールレアリスムのことを少し調べていて、ふと最近演奏したある新曲を思い出しました。
まさしく彼の書いていた様は「デペイズマン」があり、「コラージュ」であったり、
あるいは「オートマティスム」なのかもしれない・・・と考えていました。
本当にいろいろな世界を感じられ、また探求の道が一見迷路のようでいて、しかし楽しい道であったり。
彼-喜多形さんですが(本名 北方寛丈)、
初めての出会いの「コラーゲンⅡ」が、まさにその絵画のような作品でした。

現代に生きる作曲者とたくさんお付き合いさせていただいていますが、
世の中に生まれた作品はそれぞれに世界を持っています。

同じように楽譜という手段を使って世界を記譜しますが、
作曲者が感じているどの部分の世界が目の前の楽譜にあるのか・・・
最近はそんなことも考えつつ、ぶつぶつとつぶやきながら楽譜に向かっています。
悩むほどに深い世界にはまっていく作曲者もいます。

ある部分、孤独に筆を進める絵描きと同じ気持ちになっているのかもしれません。
他人が生み出したものですが、その記号・暗号から3次元(時には4次元?)の世界を
音で描いていくのです。

15日に演奏する2曲とも、吹奏楽界で大活躍の作曲家です。
日本のみならず世界にもその名が知られて、数多く演奏されています。

この「アルルカンの謝肉祭」の八木澤さんは、初めて作品を演奏させていただきます。
「大樹の歌」の真島俊夫さんの作品は、これまで随分演奏の機会がありました。
いずれも、今回の作品自体は初めてですので、とても楽しみにしています。

千葉には雪は降らなかったようですね・・・・・

コメント

コメントする

目次
閉じる