14年ぶりの共演となったNTTフィルハーモニー管弦楽団との公演が終演
1400人を超えるお客様!確かに客席の気配、音への集中かなりのものを背中に感じておりました。本当にありがとうございました。
1年前にハチャトゥリアンで共演した後「次はシベリウスをやりたいね」と話していた直後にこの機会が決まり・・・本当にありがとうございました、伊藤亜美さん!素晴らしかったです。本番のステージで更に深まるアプローチ、私も楽しみました。オーケストラもしっかり耳を開いて共演の時間を味わっていたように感じます。今日も終演後、「次は・・・」の会話がありましたが、内緒。その機会を得られるように・・と思います。
今回の演奏会の実行委員長、ホルンの藤岡さんをはさんで。大変に背の高い方なのですが、
我々にあわせてかがんでいただいてこのように並びました!!(^^♪
本日はレンミンカイネンの帰郷で幕開け。
ハイテンションの作品ながら、手ごわいオーケストレーションがもたらす独特の緊張と気難しさ・・・なかなかの作品です。4月にレンミンカイネン組曲4曲を演奏しましたが、あのじっくり重厚な前3曲を経てさっそうと帰郷のレンミンカイネンの歩みが定まるのだと改めて感じています。初めにそれをもってくるとき、明確なイメージが必要。今回はF1レースにならないように。土煙がたちのぼるように。イケメンだけどとんでもない輩の…レンミンカイネンであることを忘れない・・でした(^^♪
後半、ミンナガシッテル交響曲第2番。その手強さはアンサンブルを整えるのが難しいというレベルのモノではなく、精密に書かれているシベリウスのスコアの実現で、どれだけモダンで美しく、そして作曲者の内面を描き出す深い作品を表現できるか・・・今回は昨日のリハーサルから、それがぐんぐんとオーケストラから湧き出してきましたね。ステージでまた一段上り、本番では本番ならではの事故もおきつつ、しかし何か全員でつかもうと歩み続けていたという時間をじっくりと感じてタクトを持っていました。
この公演にむけても、お弟子様にアシスタントをお願いしました。シベリウスをアマチュア楽団で手掛ける時、ほとんどお願いしているのではないかな・・・何度も手掛けていると私の楽譜の読み方と考えの方向性をしっかり理解してくれているので、細部の打ち合わせよりも、本当の意味でリハーサルビルディングをサポートしてもらえています。感謝です。<(_ _)>
今回の3曲は暗譜でしたが、スコアは置きました。あの青い表紙を見ているだけで落ち着く自分です。
NTTフィルの皆さんとは14年ぶりでした。前回もシベリウス。1番。あの時小さなお子さんだったご子息ご令嬢がそれぞれ成人されたり、高校生になっていたり・・・時の流れもしっかり感じた本日でした。ご縁の再会ありがとうございました。
素晴らしい力を持つ皆さん、これからの豊かな音楽人生の日々を心よりお祈りします!またお会いできる時まで、私も階段をゆっくり上り続けます。ありがとうございました!!
打ち上げのお写真、シェアさせていただきました!
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