2週間弱のフィンランド滞在から無事に帰国。帰国便は通常のお席・・しかし、実は日程を一日早めるということも行きの便変更連絡の折にお願いして、最後の1席です!というところを取っていただきました。
確保されたのは、前に壁のある、しかし足の前が広くてそのうえ窓側という有難いポジション!お陰様で少し休めたと思います。と言ってもトータルで1時間くらいでしょうかね、睡眠は。
ラハティの新しいバスセンターまで、ミクさんがお見送り。バスが出る時にはラハティ在住の小林君も来てくれました。音楽祭三日目なのでラハティ響はゲネプロの時間帯。マルヤッタさんには前日夜に ご挨拶を。
ヘルシンキ空港では、ヨウコさんが息子さんと一緒に待っていてくれました。
実は今回、Arvid JärnefeltのKuolema原作の戯曲を探していて、奇跡的に同じタイミングでマルヤッタさんと、ヨウコさんが古書で見つけてくださり・・・・結局2冊とも入手。それを持ってきてくれました!本当に感謝感謝×100です。
ヘルシンキ空港はどんどん拡張していて、アジア便はどんどん遠くなります!今回はついに一つ下の階のゲートで、そこからバスに乗って搭乗機まで・・・・という状況。カフェもお土産屋さんもたくさん見て最果ての地という雰囲気のところにゲートがありますが、こざっぱりとして良い感じでしたね。
それにしても毎年来るたびにヘルシンキ空港の中は変化変身成長していますね。
その空港では、度々共演のあるエレティールの元メンバーの方が、出張の帰りでヘルシンキ空港トランジットという知らせをもらい、急きょゲート前であうことができました。本当に何年振りか・・・・・お仕事で各国まわっての帰国ということ、ビジネスマン!!!
乗った機材はマリメッコ柄。乗客から口々に「やった~。みんなハッピーに思っているわ」など国籍問わずバスの中がざわざわ。
出発も到着も少し遅れましたが、無事に帰国です。
留守中、とくに大学にはご迷惑をおかけしています。すみません。
今回の滞在は、ヘルシンキに向かう便がアップグレードの恩恵にあずかって・・というところから始まり、
何か不思議と良いタイミングや、良い流れがつまっていた2週間弱でした。会うべき人に会えたこと、会いたい人に会えたこと、ちゃんとお礼が言えたことなどなど、いつも割とタイミングを逃してダメダメな自分がこの点良い状態でしたね。
一番探していた資料は上記のように思いがけず2冊も見つかり、アイノラの家では新たな良い資料を入手、
シベリウス協会ミーティングではトゥルクの館長からも来年にむけてのご相談があったり、ヘルシンキでお会いした方とは未来への相談もかなり前進。
ラハティでは新たなシェフとオーケストラの関係の作り方という点でも非常に勉強になり、刺激ももらい、
そして楽譜の点でも違う考えの視点というものを、じっくりと勉強させてもらいました。新シェフのディーマさんはロシア人ですが、フィンランド語堪能なので、二人での会話は私の下手なフィンランド語に付き合っていただいている感じ。
いつもお世話になっているヘルシンキ在住のフルーティスト恵理子コルホネンさんとも久しぶりにゆっくりお話でき、ラハティライフで多大なサポートをいただいている、マルヤッタ&チェリさんご夫妻と、友人のミクさんにも今回ゆっくりお話の時間がありました。
今年はいつもより海外からのお客様は少なかった様子ですが、日本からヴァイオリニストがお一人いらしていました。荒川さん。ご友人のデザイナーの女性の方と一緒に、シベリウスホールそのものの美しさも語っていらっしゃいました。
音楽祭三日目を私が聞けない!ということを知った 以前の第3コンサートマスターのペトリ・カスケラさんには、
「ええ!うそでしょ!それはひどいやー、だめだよー」と笑いながら怒られ、久々のツーショット。ペトリさんは、
私が研修中から呼びかけて開催したアンサンブル、「アンサンブル・イリス」のコンサートマスターとして共演していました。当時の3人のコンサートマスターは現在全員異動あるいは役割を離れていますが、3人の特色が全く違っていた分、とても魅力的なチームでした。ペトリさんは非常に美しい音と歌心を持つ方で、以前は放送響の奏者でもありました。同い年なので何かと話も面白かったです。
ラハティそのものの変化も激しく、街中の工事は多く、新たなお店も多く、
・外貨両替が難しくなった ・郵便局が現在街の中心にあるものがなくなる!・さんざnお世話になった図書館も閉館になる!という情報も得て、なかなかショックなところです。バスセンターが遠くなったのもかなりショックでしたが、ラハティライフも変化しそうです。15年間もいつのまにか経過してきたためか、その蓄積をしっかり感じる今年でもありました。皆さんの人生も少しずつ変化しています。もちろん自分も年を重ねたわけで・・・
ラハティ響の公演やリハーサルについては、よろしければこちらをご覧ください。
ということで、本当に今回も多くの皆さんにお世話になり、助けていただき、お陰様でずっと元気で過ごすことができました。お天気が良かったこともありますが、具合が悪いと感じたことが一回もなかった滞在は初めて!
帰国してからいろいろと出てこないように・・・・気を引き締めます。
すぐに文化庁の公演が始まります。東京と千葉県を周ります。日フィルの皆さんとのツアーです。
旅烏の秋ですね。
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