ポホヨラの調べ到着!

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昨夜遅く自宅に戻り、こちらに対面。

ようやく自分の執筆が形になり手にすることができました。
デザイナーさんによる表紙の写真がとてもきれいです。全体で300ページありますが、比較的軽量です。
巻末には編集者による北欧作曲家200名のリストもあります。私も一部ミニ紹介を書いています。

はじめて書籍の出版に関わりました。CDはデビュー当時から折々機会を頂いてきましたが、
この20年あまり各所で執筆の機会をいただきながら、出版というものに関わるのは初めてです。

物書きとして専門家ではありません。また、音楽学者でもありません。立場としてはあくまで音楽家として、演奏するものとして作品を研究し、演奏し、その過程においてでてきたことを今回まとめています。
これまで各所で書かせていただいた、コラムやライナーノートがベースになっている部分も一部あります。

執筆、校正、という作業はこれまでも経験していますが、やはり本という形で残ってゆくものを作ってゆくことは、さらに慎重な作業、試行錯誤、熟慮が必要であることを思い知った日々でした。演奏活動との両立は簡単な事ではなく、忙しい演奏活動の期間は本当に執筆に向かうことができなかったのです。いよいよ出版予定に間に合わない!という時期に入り、短期決戦でまとめ上げたのが事実です。

自分がまとまった文章を書くとき、また長時間の講演を準備するとき、いつも緩やかにはじめます。
その漂う時間の中で、できるだけたくさんの内容を自分の中に取り込み引き出しを増やしておきます。
そして、実際に書き始めて、また話し始めて、その中の引き出しから出したり、しまったり・・・そんな作業をしていると思います。
楽譜を読む作業も少し似ています。目の前の手掛けている作品だけではなく、同時にいろいろ参照、また検討、思考を同時に行います。
作曲者が作品を生むときには、我々には計り知れない膨大な世界のエネルギーをその中に閉じ込めていると思います。それを引き出してゆくには、こちらも限りなく想像の翼と、創造への洞察が必要。音符という記号だけではなく、その記号を用いて紙に記す前を、推理推察研究しなくてはいけない・・・

この本においては、自分にとって初めての作業の中 本当に多くのことを学びました。
お世話になった皆様には、心より感謝申し上げます。あとがきに、そのあたりのことはまとめました。

五月書房のウェブサイトにおいても詳細が掲載されました。こちらもぜひご覧ください。

北欧音楽の一端を知るきっかけとなれば・・・嬉しいです。
 

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