明日は定期演奏会

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相愛大学の講堂です。オーケストラもウィンドオーケストラもここでリハーサルを行っています。
本日は、集中練習最終日。午前に若林先生指揮の第2部リハーサルを。午後に私の担当する第1部を。
 

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今回、この本をお弟子様から借りました。チェコ関係ではすっかりお世話になっています<(_ _)>深謝。

この写真集を学生たちにも見てもらいました。昨日、希望者は研究室に見に来て・・・と伝えてもらったら、休憩時やリハーサル終了後に続々と・・・。学生たち熱心に歴史の真の姿を映しとった写真を見て、文章を読んでいろいろと感じたようです。

本日のリハーサル、カレル・フサの作品はまず通してみましたが、空気がとても変わっていましたね。
それぞれが楽譜の中にある多くのメッセージを感じ取り、考えているという実感を得ました。
技術的に、アンサンブル的にとても難しくシビアな箇所がたくさんある作品です。その気持ちだけではもちろん仕上がらない。入念なリハーサルがまだまだ必要な箇所も残っていましたが、昨日から大きく進歩していました。
明日の本番が楽しみです。

モートン・グールドのバラードは、この作品の対極をゆくもので天国的な美しさ、のどかさが全編覆っています。
人類の歴史とは、そのようなものではないでしょうか・・・多面的。現在の地球も多くの大きすぎる問題と課題を抱えていますが、日々静かに安らかに暮らそうとしている人々の姿もある。すべてが同じ方向を向いているわけではない。でも共存できる。そんな状態になることを模索している近代だと思っているのですが、どうやら風向きが変わってきているこの頃。

一つだけ自分が強く思うことは、トップの視野が狭く、トップの我欲が強いことは 多くの不幸を生むということ。
人間の業はドラマになりやすいけれど、ドラマでは済まない現実社会の人間の業は 人類の叡智で解決してゆかないと・・・・

国会議事堂の中を、じゃらじゃらとかき混ぜて 「もう一度初めから」ってなわけにはいかないのが現実。
でも実際、それをやり始めているようですね。
政治ドラマに付き合っている暇は庶民にはない。日々暮らしとの戦いだから。

わずか45年前に起きたプラハ1968年の出来事、その前は大戦・・・・この100年の中の人類の姿と、
作曲家たちが残した命の言葉の音楽作品を考えてみるに、後世の我々ははたしてその歴史の重さをちゃんと受け止めているのだろうかと・・・・自分に問う日々です。 

自分の子供世代の現在の学生たちと、明日は作品を挟んでしっかり向き合ったコンサートにしたいと思います。ぜひご来場ください!
 

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リハーサル後の集合写真!!明日は、ぞんぶんに!

 

 

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