現実の時間

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盛岡から戻りました。花巻空港経由。
リムジンバスで盛岡駅からおよそ50分。岩手山もくっきり見えた晴天。
昨日とは空気が違いました。

盛岡駅のバス停にあった臨時の時刻表
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沿岸部の被害の大きな地区へ、盛岡からバスが往復していますが、便はわずか・・・。
このバス停にも、また花巻空港にも ボランティアで片付けなどの手伝いにきていた様子の人が数名いました。
あとはビジネスマンが圧倒的に多かった。新幹線がまだ開通していません。
通常、羽田ー花巻空港の便は廃止となっています。やはり新幹線が通ってからは利用者が減ったそうです。
今は、この便を臨時便としてJALが運行しています。行き帰り満席でした。

携帯電話で会社と話をしている人の会話からは、現状まだまだ厳しいという報告の声や、
物資を送って・・・などという会話も聞こえてきます。
盛岡市内は確かに通常の様子に見えますが、一つ山を越えて沿岸部に行くと、
全く別の世界となるそうです。厳しい現実です。

宿泊先のテレビでは、NHKのチャンネルは常に生活情報が詳細に画面に流れている状況が続いています。
それが現実の時間です。そのテロップを見ていると、今、何が必要なのかよくわかります。
そして避難の状況や、復興の第一歩はなにからなのか・・・それも見えてきます。

私が今やるべきことは・・・
29日に子供たちとステージを作り上げること、
そこには応援してくださる生徒たちのご家庭の皆さんの深い想いがあります。
また市内、市外に住む多くの皆さんが 子供たちの音から パワーと安らぎを受け取ってくださるように、
こちらも最後まで頑張ります。

そして現在、フィンランドのアーチストと復興支援の企画第一弾を準備中です。

何を行うにしても自分自身の心身のパワー、健康が必要・・・・・
心身の疲れを上手に取って、明日の歩みにつなげてゆかなくては。

日々自分の無力さを痛感します。
そして、力不足であること、うまくゆかぬこと、山ほどあります。
でも、やはりそれが丸ごと自分の人生・・・・

今は谷なのか山なのか・・・通り過ぎて未来の時間に振りむけば良い。
できることを思いっきりやってゆきたい・・・という気持ちだけは、
まだなくしていない、
時々・・・未来が見えなくなる。
誰にも自分の姿が見えてないに違いない・・・と、思うこともある。

そんなフレーズ、「ムーミン」の話にも出てきたな。

6月に手がけるマーラーの歌曲にも登場する。
Ich bin der Welt abhanden gekommen

だめだ・・・
まだ自分は何も為していない。

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