国立音楽大学の新校舎、かなり姿が見えてきました。
中央が階段状の屋根というのが特徴です。ここは昇れる様です。
もう少し背が高いのかと思っていましたが、予想よりは威圧感が少ないです。
今年の9月からオープン。そのオープン行事に大学はいろいろ忙しそうです。
本日は恒例の吹奏楽授業の4年生を追い出す会、通称「追いコン」
本年度もいろいろ忙しい1年となった吹奏楽。夏のブラスオルケスター、冬のシンフォニック・ウィンドオーケストラと両方ともボリュームたっぷりのプログラムでした。指揮者も三様。
学生達は非常に頑張って演奏の成果を挙げたと思いますよ。
4年生を迎えて、全員で乾杯!なかなかの人数ですな。
一昔前は良く飲み良く食べる会だったのですが、近年は余興を挟みます。
ロシアンルーレット、今回はジュース版。上のジュースの中に一つだけ「信じがたい」味が入っているものを使ってゲームをします。学食の方のご協力あっての企画です。ありがとうございます。
4年生からの言葉、我々指導陣からの言葉などもあり、3時間ほど本日も盛り上がり楽しく時間が過ぎました。
大学のシステムも毎年変わっていた世代でもあり、4年間めまぐるしく大変だったと思います。でもそれぞれの得意分野で力を発揮していた学年ではないかな。
演奏面だけでもなく、インスペクターやスタッフ、またセッティングなど各係の皆さんも 大いに頭を使いながら自分の役割を務めていたように見えていました。本当にご苦労様。
この吹奏楽の授業は他の授業とは比較にならないほど、運営や準備に学生が関わっています。その歴史はずっと引き継がれています。その体験は卒業して非常に生きているのですね。
また大学の外でいろいろな仕事を手伝ってもらう時も、吹奏楽を受講している学生はとても頼もしく力を発揮してくれます。
先月のシベリウス協会ピアノ企画演奏会でも、この卒業生と現役生に力を借りました。本当に助けてもらいました。
後輩からお手製のパネルを送られる卒業生。チューバ研究室はなかなか豪華なものでした。
卒業するGuys。航空自衛隊に入隊する学生もいます。オーディションの途中の学生もいます。
ジャズで活躍する学生もいます。教員になろうとする学生もいます。いろいろな未来・・・・
ゆっくりたくましく道を歩いてね!
最後は全員で写真撮影の準備。
この学生達の列が音楽の歴史となって末永く続いてほしいものだ。
誰もが限りある命の中で、自分の魂を燃やしてゆく。花開く時期はそれぞれだから、決してあわてず、夢を見続ける強さを自分の中に蓄えて、今持っている自分の力を育てていってほしい。人の数だけ道はあるよ。
道なき道には自分で足跡を残し踏みしめ道を作ればよい。
コンサートミストレスのコンちゃん、トロンボーンの武崎君、インスペクター・スタッフのマスミちゃんと斎藤君、
4年間本当にご苦労様!皆さんの未来に乾杯です。
宴席の後は自分たちで片付けです
片付けに立ち会っていて今日はとても感激したことがありました。
どうしようかな・・・
こっそり掲載!
とある4年生・・・最後まで学食のテーブルを綺麗にふいていました。なんだか泣けてきたね。
実は彼は私と同級生の夫妻の息子さんです。どんな気持ちだったのかな?
テーブルは代替わ
りしているけれど、学食にはご両親の時代からの空気が残っているかもしれないね。
テーブルも喜んでいるよ。ありがとう!
こちらも4年生。インスペクター・スタッフ君でした。最後まで細かなところまで気を配って全体を見ていたね。
掃除の掃きおさめの気持ちはどんなだったかな・・・。本当にご苦労様。ありがとう!
追い出す時は毎年寂しい様な嬉しい様な・・・というのが指導者側の気持ちですね。
大きく羽ばたいてほしいです。そして外の現場でたくさん卒業生と出会いたいものです。
来年度、4月から吹奏楽授業はまた様々な行事もあり多忙のようです。
私は後半に関わることになっています。
大学も新校舎オープンで華やかな雰囲気の新年度になることでしょうね、
でもどうか学生達には落ち着いて自分の力を蓄えて行ってほしい。最後は自分が頼みの綱という孤独な世界を生きる仕事を目指す大学です。仲間との楽しい時間の裏側には孤独な戦いの積み重ねをみんな持っています。だから一層彼らの仲間との笑顔は輝くんだよね。
母校のこの授業に携わって15年が経過しましたね。
今年大台にのる自分、この年代になったからこそ 若者のためにやらなくてはいけないことが見えてきたように思っています。自分の足元もまだまだ定まらないのに・・・と心の半分は言っていますが、でもきっと若者を見る視線と自分の未来は一つのラインにつながっていると思います。
総武線から見た、「世界一のタワー」スカイツリーです。
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