世襲制で地域の生活と深くかかわり、楽譜を持たず受け継がれてきた音楽を継承していく、
小編成の楽士の集まり。
ペリマンニはそんな説明ができるでしょうか。
楽器編成は ヴァイオリン、コントラバス、ポータブルタイプのオルガン、カンテレなど・・・
私はこのJPPというペリマンニの楽譜を通してその音楽に接してきました。
http://www.thejpp.fi/index.html こちらで彼らの活動が少しわかります。
また http://www.myspace.com/thejppband こちらでライブの様子が見られます。
現代のペリマンニはこのように楽譜も出版して、CDもリリースして広く世界にその音楽を届けています。
日本では講談社文庫から1994年に出版された 「白夜の国のヴァイオリン弾き」 小野寺誠著
こちらでその存在をご存知の方も多いかもしれません。
ペリマンニの生活、フィンランドの四季が描かれています。
そもそもこの楽譜は、オウルンサロ音楽祭で指揮をしてきた、ラ・テンペスタという弦楽アンサンブルのメンバー、Sinikka Ala-Leppilampiさんというヴァイオリン奏者からのご紹介です。
彼女はオウルンサロの音楽学校で子供たちを指導しています。子供のアンサンブルを育てています。
オウルンサロ音楽祭でもそのアンサンブルが披露されました。
そこで聴いたのがこのJPPをはじめとしたペリマンニたちの音楽。
その音楽の素朴さ、力強さ、温かさに魅了されました。
その音楽祭のガーデンパーティでも、地元のペリマンニによる演奏と踊りが披露されました。
日本でも、アンサンブルフラン、紀尾井シンフォニエッタ東京で演奏しました。
楽譜はヴァイオリン譜のみです。他のパートはアレンジ。
そして今年は盛岡の子供たちともこのペリマンニの音楽を演奏します。
アカデミックな奏法とは異なる音色、歌いまわしですが、生活文化に根ざした詩の心が聞えてきます。
機会がありましたら、ぜひお聴きください!
コメント
コメント一覧 (3件)
5/30に、このJPPの創始者メンバーであるアルト・ヤルヴェラ(フィドル)、ティッモ・アラコティッラ(ハーモニウム)のライヴがあります。
2009年5月30日土曜日
[Nordik Tree ノルディック・トゥリー from Finland/Sweden]
出演:アルト・ヤルヴェラ(フィドル、オクターヴ・マンドリン)
ハンス・ケンネマルク(フィドル、ヴィオラ)
ティッモ・アラコティッラ(ハーモニウム)
開場:17:00 開演:18:00 \5,000+1drink
まだ取置きしてくれているようです。
>みなみさん
素敵な情報をありがとうございます。
大変に残念ながら、私は京都で仕事の最中!!
無念であります・・・・・
Jarvelaさんの演奏は生で聴いてみたかった。
ペリマンニで検索していたらたどりつきました。2010年10月、ノルディック・トゥリーそして、JPPの公演があります。ぜひご来場ください。
http://www.mplant.com/