新田ユリ プロフィール

撮影 落合英俊

新田ユリ 指揮者

 現在、愛知室内オーケストラ常任指揮者、日本シベリウス協会第3代会長を務める新田ユリは、国立音楽大学卒業後桐朋学園大学ディプロマコース指揮科に進み、尾高忠明・小澤征爾・秋山和慶・小松一彦の各氏に師事した。

 1990年ブザンソン国際指揮者コンクールファイナリスト、1991年東京国際音楽コンクール<指揮>第二位受賞。東京交響楽団にてデビュー後、国内主要オーケストラへ客演を続けている。また、横浜シティオペラ、大田区民オペラ協議会にてモーツァルト五大オペラ、「夕鶴」の公演指揮を務めた。吹奏楽においては、国立音楽大学にて1994年から吹奏楽の授業を担当するとともに、東京佼成ウィンドオーケストラ、大阪市音楽団、シエナウィンドオーケストラ、東京吹奏楽団にて客演、CD収録を行った。

 1992年にコンクールの副賞として渡欧。ザルツブルグモーツァルテウム管弦楽団にて短期の研修。また2000年~2001年にかけて文化庁芸術家在外研修生としてフィンランドのラハティ交響楽団にて研鑽を積み、当時の音楽監督オスモ・ヴァンスカのもとでシベリウスを中心に多くの北欧の作品を学ぶ。またヴァンスカのアシスタントとしてフィンランド国立歌劇場、サヴォンリンナオペラフェスティヴァルのアシスタントも務めた。以後日本とフィンランドを拠点として北欧の楽団にも客演を続けている。2005年にはフィンランド・ラムステッド奨学金を授賞。
2005年~2007年オウルンサロ音楽祭招聘、2006年、2013年、2019年リエクサ・ブラスウィーク招聘。そのほか、クオピオ交響楽団、ミッケリ市管弦楽団、ヨエンスー市管弦楽団、 フィンランド国防軍吹奏楽団、フィンランド海軍吹奏楽団、ラ・テンペスタ、クリスチャンセン交響楽団に客演。2017年には日本デンマーク修好150年記念、ゲーゼ生誕200年記念にちなみ南デンマークフィルに客演。オールデンマークプログラムの定期演奏会を指揮した。

 北欧の作曲家・演奏家とのコラボレーションも積極的に行い、初演曲も多い。「森と湖の詩サロンコンサート」を2004年から断続的に主催。北欧作品の紹介に努めている。

 2019年には常任指揮者を務める愛知室内オーケストラとともに、リエクサ・ブラスウィークに招聘、日本フィンランド修好100年記念の年に、リエクサとヘルシンキにて初の海外公演を成功させた。

 またこれまでに、シプリアン・カツァリス、マキシム・ヴェンゲーロフ、ヨウコ・ハルヤンネ、オイスタン・ボーズヴィーク等世界的ソリストとも共演。執筆活動も多く、「東京新聞」「中日新聞」にてコラムを連載。北欧音楽関連の寄稿も多い。著書に2015年「ポホヨラの調べ」(五月書房)、2019年「増補改訂版ポホヨラの調べ」(五月書房新社)がある。

 アイノラ交響楽団正指揮者、国立音楽大学、相愛大学非常勤講師も務める。

2012年1月より 株式会社東京コンサーツ所属