「祈りの虹橋」

 このアルバムには日本で親しまれている歌が収録されていますが、これが被災された人に安らぎとなり心の支えとなることを望んでいます。そしてまた、フィンランドで親しまれている4曲の歌曲もお届けします。この曲で被災地の皆さん全員が私たちフィンランド人の心の中にあることを伝えたいのです。

時を経てきた音楽は人々に精神的な支えや安らぎを与えてくれます、それは祈りの気持ちや瞑想にも似ています。私たちは音楽が人々の前向きな力を束ね、そして砕けた心を一つにすることを信じています。

  このアルバム制作は日本の指揮者新田ユリの発案です。フィンランドに滞在していた彼女は、この災害が発生した時に、知り合いのトランペット奏者を思い出しました。彼の音は美しく感動的でその昔は祈りそのものだということを・・・。

2011年4月、ユリがこの提案をヨウコに連絡してきた時、私たちはヨウコ・ハルヤンネとピアニスト、カリ・ハエン二ネンと共に東フィンランドのヌルメスで、北欧の作品をレコーディングしていました。そして6月、再び私たちはヌルメスでこの録音をすることとなりました。このアルバムはフィンランドの自然溢れる土地で喧騒から離れたところで誕生したものです。

このアルバムがその人自身の世界を失った人を慰め、被災した人とその人を支える人をつなぐ心の支えとなることを、心から願っています。

Pilfinkレコード 社長・プロデューサー Jarmo Kahkonen 


 「世界的なトランペット奏者ヨウコ・ハルヤンネ、彼の伴奏者としても名高いピアニスト、カリ・ハェンニネンの両氏がボランティアで演奏、収録されたこのCDは、日本を愛する音楽家の気持ちが聞こえます。震災後すぐに日本の知人にメールを送り続けてくれた両氏、その日本を案じてくださる気持ちにハルヤンネ氏の透き通るような美音を思いだした私は、すぐにこの録音を打診しました。私の母の生まれ故郷が立ち入り禁止区域となったままの現状を見るにつけ、これから長期的な復興支援活動が必要という思いと覚悟があらためて自分の中に湧き、その活動のほんの一滴の支えからでも始めたいと・・・そんな思いがありました。何より両氏の演奏から命への祈りを感じます。慰めだけではなく励ましと、また変わることのない美しいものへの憧憬とそれを守り抜く覚悟・・・そのようなものも聞こえてきます。それは音楽家としてだけではなく人間としてどう生きるか・・・・そんな道しるべともなる音、そのようにも聞こえます。

 このCDの利益を被災された子供たちの教育支援機関に寄付する活動を継続させてゆきます。震災で顕著に湧き出した現在の日本の多くの問題。大人として次世代の子供たちにどのように責任をとってゆくのか・・・。私自身の一つの人生の課題でもあります。ハルヤンネ氏、ハェンニネン氏の叙情豊かな歌の心を、ぜひ多くの皆様にお聞きいただけましたら幸いです。

新田ユリ 

曲目

 1  ペチカ
 2  さくらさくら
 3  はな
 4  春の小川
 5  埴生の宿
 6  ヴアツリンコルバの歌
 7  浜辺の歌
 8  夏の思い出
 9  すいすいずっころばし
 10 小さい秋見つけた
 11 赤とんぼ
 12 もみじ
 13 この道
 14 悲しみの笛
 15 ふるさと
 16 からたちの花
 17 荒城の月
 18 早春賦
 19 おまえはまだその讃美歌を覚えているか
 20 朧月夜
 21 月の砂漠
 22 神よあなたに感謝します

1枚 2000円(税込)

○ CDの利益はあしなが育英会の震災で被災した子供たちの教育を支援する機関への募金に寄付します。

多数のお申し込み、ありがとうございます。
初版が完売したため、現在、お申し込みを中止しております。
近日中に再プレスを依頼する予定ですので、真に恐れ入りますが今しばらくお待ちください。

森と湖の詩日記
2017年2月

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