国立音楽大学シンフォニックウィンドアンサンブル第40回定期演奏会終了

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記念すべき第40回の定期演奏会でした。歴史の積み重ね、大切なことでありますね。
この演奏会から多くの新しい作品が生まれています。委嘱作品を取り上げることが多かった演奏会。
今年の委嘱作品、世界的に著名なジュリアン・ユー氏による「クニタチマーチ」はその委嘱の第41作目となったそうです。内外問わず多くの素晴らしい作曲者との御縁は今後もぜひ続いてほしいと思います。
日本の作曲家もまだまだ吹奏楽のために書いていただきたい方、たくさんいます!

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リハーサル10時から、昨年は盛りだくさんのプログラムで非常に長い演奏会になりましたが、
今年はすっきり二部構成。リハーサルも12時には終了。ホールリハーサルが事前に二日間あると、
ずいぶん音作りには助かります。有難いことです!

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リハーサルの後、新1号館の上へ。なにせ今日は快晴でした。風は少し冷たいながらも、
気持ちの良い空気・・・・自分の1曲目のために ここでひと時を過ごしました。

to the sky・・・・北爪道夫先生の作品です。先日の「雲の変容」に続き北爪先生の語法に幸せなひと時でした。
続けて機会を頂いているということもありますが、先生のスコアは自分にとってシベリウスと同様とても素直に、
すっとその音の景色が浮かんできます。もちろん作品ごとに更に掘り下げが必要で、今回も先生から直接リハーサル時にご意見を頂いています。今日は学生達もホールの空間に上手に音の絵を描いてくれたと感じました。なかなかのセンスを持っているメンバーです!

ballad・・・・モートン・グールドの作品ですが、1946年作。自分はアメリカの作品はコープランドを以前集中的に取り上げ録音の機会がありましたが、同様の響きの特性がありますね。自分はこの時代は好きです。美しいコラール風の部分は演奏のコントロールが難しく、耳も必要。しかしそれこそ音大生には必須の課題。時間空間をメンバーがお互いに共有して、響きのバランスと受け渡しの会話を自ら作ってゆこうとしなくては完成できない作品。ホールでそれが徐々に形になってきました。

交響的断章・・・ネリベルはチェコの出身ですが、1957年にアメリカ移住。この作品は吹奏楽経験者は皆さんご存じの曲・・と言ってもよいでしょうね。以前コンクール審査をしていたころ、多くの団体の演奏を聞いています。時間制限のない演奏会です。じっくり作曲家が書いているテンポ設計を試みてみました。本番、学生達の集中力が光りました。

以上3曲を自分は担当。後半は三浦教授のタクトのもと、この後シカゴで開催される「ミッドウェスト吹奏楽クリニック」に持ってゆく作品が演奏されました。
1曲目のジュリアン・ユー氏の「クニタチマーチ」は、正式名称は「ニュー・アップビートⅡ」と言います。
様々な要素が散りばめられた軽快なマーチ。後半はスピードアップが楽しい曲。ユー氏はリハーサルに立ち会ってくださいましたが、とてもアクティブにそして心から音を楽しんで様々な試みをどんどん加えて行かれました。音が動きまわり、はじけ、新しいものが産まれてゆくことが楽しい!ということが全身からにじみ出ている作曲家です。カレヴィ・アホさんも言葉は少ないながら同じような雰囲気を持っています。新作が音になるのを一緒に傍で拝聴していると、実際に音になってゆくものに対して本当に嬉しそうに聞いていらっしゃいました。

サドゥン・グローリーは、戸田顕さんの作品ですが、レイ・E・クレーマー氏のお嬢さんの追悼作品として作曲されたものです。その背景があるので冒頭の葬送の行進を思わせる部分は荘重かつ哀愁という美しいものです。

カレル・フーサの2曲は難易度の高い作品。学生達はこの作品の持つ厳しさをリハーサルの中でしっかり認識して、そして徐々に作品に内在する音楽を音に出せるようになってきましたね。横軸と縦軸のバランスでいうと、まだ縦軸の音楽が優勢なので、今後ぜひ横の流れに対しても音の意味を具体化していってほしいなと感じました。アメリカでの響きを遠くから応援しています。

アンコール最後はキャンパスフェスティヴァルマーチ。この演奏会の最後には必ず演奏する曲です。
3,4年生履修生全員で演奏しました。4年生はどうしても涙腺が弱くなる瞬間であります。

今日はたくさんのお客様ご来場くださいました。本当にありがとうございました。
学生達は日々「ベター」を目指して歩き続けます。
どうぞそんな音楽家の卵達を、これからもどうぞよろしくお願いします。senseis.jpgジュリアン・ユー氏、三浦教授、北爪道夫先生とともに。
お二人の素晴らしい作曲家の方々とご一緒できたこと、幸せでした!!!!


concertmaster.jpgコンサートミストレスの菜摘さん。静かな人ですがなかなか芯はしっかりしています。
御苦労さま!!この先も頑張ってくださいね。

staffs.jpgこちらは学生の中のいわば運営チーム。スタッフ・インスペクター、そしてコンサートマスターです。
企画がどんどん増えている昨今、彼らの働きは本当に大変重要そして大変に多くなっています。
心より感謝と御苦労さまと伝えたいです。


with clarinets.jpgflutes2.jpgyusensei.jpg学食での打ち上げは恒例です。



schugo.jpg打ち上げ終了後はみんなで片付けますが、その前に集合!!
お疲れ様!!!!!


明日は京都です。次に千葉に戻ってくるのは18日になります。
京都&熊本の仕事が続きます。




 

[2011年12月 4日 00:54]

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森と湖の詩日記
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