若き指揮者

konsertti ohjelma.jpgヘルシンキフェスティヴァルのコンサートが続きます。
今日はRSO,フィンランド放送交響楽団の演奏会。
若干25歳の若手指揮者によるコンサートでした。


彼の名前は、Santtu-Matias Rouvali
サンットゥ君は実は10年前に出会っていました。もともと打楽器奏者として勉強していて、2004年にシベリウスアカデミーに入学しているのですが、その前に私が研修の折に担当させてもらった音楽学校の吹奏楽の授業の中にいました。
その時は鍵盤を弾いていたように記憶しています。
santtu1.jpgご両親がラハティ響のメンバーということもあり、何かと姿を見かけることはあったのですが、いつの間にか素晴らしい打楽器奏者となりコンクールも賞をとり、そして2007年からアカデミーの指揮科でセゲルスタム氏のもとで勉強という経歴です。2009年にシンデレラボーイのようにピンチヒッターで放送響の指揮を務めてデビュー。以来フィンランド国内のオーケストラを次々に指揮しているようですよ。

 

 

 

本日のプログラムは次の通り
John Adams       The Chairman Dances
I.Stravinsky          Violin Concerto in D   (solo Julian Rachlin)
I.Stravinsky          Divertimento
M.Ravel                 La valse

面白かったです。自分の得意分野と得意な方向性を充分にわかっての選曲だと思いました。
打楽器奏者としての優秀な側面がいろいろな点に発揮されていました。それは一つの武器ですね。
ストラヴィンスキーのVn協奏曲は実に難曲です。休憩時間にソリストがロビーでのインタビューで答えていましたが、指揮者との冒頭の呼吸が非常に大事ですね。そして確実にリズムがすべて体内に入っていないと指揮できない。ロウヴァリ君にとってはこのタイプの曲は全く苦にならないでしょうね。そう思ってみていました。

ディヴェルティメントは不勉強ながら本日初めてちゃんと聴きました。面白い。
これは自分もいつか手がけたいと思いました。オーケストラの中にソロが必要です。

最後のラ・ヴァルスで若手指揮者のフレッシュな面が発揮されましたね。「よくありがちな」「こんな雰囲気で」に陥らず、そこに寄りかからず正面から楽譜を見たということがよくわかりました。

今日はJoukoさんにも会えました。一カ月ぶり!益々引き締まっていましたよ。
体調に気をつけているようです。素晴らしい!
ここにとても掲載したい写真があるのですが、まだヨウコさん本人が掲載していないので我慢します。(笑)
チケットをいただいてしまいました。Kiitos Jouko!
開演前に15分ほど立ち話。来年9月にオープンの新ホールのことなども。楽しみですね。
丁度9月に自分もヘルシンキでの仕事なのできっと聞けることでしょう。実に楽しみです。
もちろんいつの日か、そのホールでも音を出してみたいと願っています。

そして席についたら・・・・あらら隣に現れたのは・・・
Anniina!アンニーナさん。ヴァイオリン奏者です。
anniina.jpgこれは終演後のステージ袖での写真。すさまじいアングル!!(>_<)

彼女とは御縁があって・・・。不思議ですね、よく出会う人と言うのは本当に出会うものです。
初めはもちろんラハティで。彼女は期間契約のエキストラ団員でした。
その時期に一緒に室内楽をやってました。1年半ほど、リハーサル、本番と何度か繰り返しましたね。
非常に明るい女性でエネルギッシュで気持ちの良い人です。さばさばして男の子のような感じもあります。
私よりず~~~~~~~っと、若いのですが、全く気にせず同級生のようにいつも接しています。
もっともこちらの人はあまり年齢を気にしませんね。
オフィシャルな場では違いますが、通常は年上年下を意識せずにお互いに会話している姿を見ます。
私とマルヤッタさんも実は8才ほど違うのですが、彼女もそれを出しませんね。

そしてアンニーナはラハティでの仕事を離れて・・・私がリエクサの音楽祭に客演した時のオーケストラ、ミッケリ市管弦楽団に今度は団員としていました。久しぶりの共演でした。
そして今日もとっても久しぶりに会いましたね。もっとも某SNSでは出会っているのですが。
お隣の席とは・・・・(^^ゞ
さっそくいろいろなお話。彼女は結婚したばかりです。今はヘルシンキのオーケストラによくエキストラで出ているということです。

そんな楽しい出会いもあり、無事にヘルシンキ往復しました。行きは列車、帰りはバスで。

今日はとても冷え込みました。
こんな恰好でした・・・

puku2.jpg

解説いたします・・・・(わざわざタイマーセットで撮影する私です)
 

靴下です(ストッキングでは寒い)
ズボンは皮タイプの風を通さないもの、
ハイネックの薄手のセーターと上着、
そして大きなマフラーを巻いています。今日はこのマフラー姿の人が多かった。

朝晩の10度以下の気温が結構厳しい状況です。
風邪ひきさんが本当に増えています。皆さん咳をしています。自分も気をつけよう。

10年前からこのフィンランド、ラハティでの生活が始まっています。
その意味でも今年少し長く滞在していることは自分にとては意味があります。
いろいろなこと、反芻してかみしめて反省しています。前へ進むために・・・・。
この10年で本当に様々なことがありました。自分の歩みはとても遅いのですが。
そんなこと、つらつらと帰りのバスの中でも考えていました。

寒い空気がちょうどオスモさんのオペラのためにヘルシンキ通いをしていた空気を思い出して、
急激に当時のことがよみがえってきたり・・・、

またゆっくりと、考えて書いてみます。

部屋もすっかりかたづいたところです。
昨日から大掃除、整理もしていました。10年前のいろいろなもの、出てきました。
処分したもの残したもの・・・・いろいろな方のメッセージ、言葉、手紙あります。
日本を出発する時のお見送りくださった皆さんとの写真も出てきました。
両親の姿もあります。部屋に飾ってみました。

自分の発信の言葉も残っていました。研修にきた当時にお送りしたご報告葉書なども出てきました。
こちらで手掛けた自主企画のコンサートのチラシやプログラム、準備の名残なども・・・
10年こういう整理に手をつけてこなかったので・・・・。
これからの10年のために一度整理をする必要があると思いました。

スローな歩みの丑年の私です。

明日もヘルシンキ通いです。タピオラシンフォニエッタ、シベリウスコンサートのラストです。

[2010年8月26日 06:24]

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